- 自分で考えて行動することが苦手な部下がいる・・・。
- 周りに教えてくれる先輩がいないと固まってしまう・・・。
- 指示待ち部下が自分で考えて行動できるようにさせたい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
指示待ち部下とどう接したら自立させることができるのか・・・。
部下が思ったように成長してくれないとつらいですよね。
今回は、指示待ち部下を自立させる3つのステップとは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
指示待ち部下を自立させる3つのステップとは?
ステップ① 「自分で考えたことを伝える」機会を作る
ステップ1は、「自分で考えたことを伝える」機会を作ることです。
前日のブログでお伝えしましたが、指示待ち部下には大きくわけて5つの特徴があります。
【指示待ち部下の5つの特徴】
- 指示待ち部下の特徴①「自分で決めることが苦手」
- 指示待ち部下の特徴②「自分の意見を言えない、質問できない」
- 指示待ち部下の特徴③「コミュニケーションが苦手」
- 指示待ち部下の特徴④「責任を取りたくない」
- 指示待ち部下の特徴⑤「臨機応変に対応することが苦手」
今回のブログでは、「自分で決めることが苦手」という特徴の1つ目に対して対処していきます。
ポイントは、部下にすぐ指示を出したり、答えを伝えず、「どうしたらいいと思う?」と質問することです。
なぜなら、
という悪循環を断ち切るためです。
以下の例のような形で考える機会をつくっていきましょう。
(例)提案書作成の相談
- 部下Aさん「〇〇マネジャー、提案書の書き方がわからないのですが・・・。」
- マネジャー「Aさんには、自分で提案書を書けるようになってほしいと思っているんだ。どうやって書いたらいいか一緒に考えてみようか。Aさんは、どうやって書いたらいいと思う?」
【参考ブログ「マネジャーを悩ませる指示待ち部下の特徴5つとは?」】
マネジャーを悩ませる指示待ち部下の特徴5つとは?
指示を待っているだけで、自分で考えて動けない・・・。指示をしても指示どおりに動いてくれない・・・。会議などで発言することも少なく、やる気が感じられない・・・。このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。指示を待っているだけの部下がいると、つ...
ステップ② 求めているものと違っている場合、ヒントを伝えてもう一度考えるように促す
ステップ2は、求めているものと違っている場合、ヒントを伝えてもう一度考えるように促すことです。
ステップ1で、自分で考えるよう質問をしていきますが、特に最初のうちは、求める回答が出てくることは難しいと思います。そんなときにはヒントを伝えていきましょう。ヒントを頼りにどうやって考えたらいいかを身につけていけるようにサポートしていきます。
(例)提案書作成の相談
- マネジャー「どうやって提案書を書いたらいいと思う?思いついたことを聞かせてもらえないかな?」
- 部下Aさん「以前指導したいただいたのでBさんに教えてもらいたかったのですが、お休みだったのでマネジャーにご相談しました。Bさんが明日出社される予定なので、明日Bさんに相談したらいいかなと思いました。」
- マネジャー「そうだったんだね。だとしたら、明日Bさんに相談するためにどんなことを準備しておいた方がいいと思う?」
- 部下Aさん「そうですね、指導していただいたときの資料やノートにメモしたことに目を通しておいて、わからないことを中心に質問するようにします。」
- マネジャー「わかりました。お願いします。」
ステップ③ 失敗しても責めずに、「次すべきことを考える」を繰り返す
ステップ3は、失敗しても責めずに、「次どうしたらいいかを考える」を繰り返すことです。
ステップ2で、自分で考えたことを実行した後の話になります。ここで大切なことは、失敗した部下を責めないことです。部下を責めてしまうと、自分で考えるのは嫌だという気持ちになってしまうからです。うまくいかなかったときに次どうするかについても考える機会をつくっていきましょう。
(例)提案書作成の相談
- (部下Aさん)「明日、Bさんに質問するための準備をしていたのですが、指導いただいたときの資料が見つからないんです。」
- (マネジャー)「資料がないと準備ができないよね。どうしたら見つけることができそうかな?」
- (部下Aさん)「そう言えば、Bさんは共有フォルダから資料のデータを印刷していたかもしれません。共有フォルダの場所がどこにあるか確認してみます。」
- (マネジャー)「了解です。よろしくお願いします。」
まとめ
- ステップ①「自分で考えたことを伝える」機会を作る
- ステップ② 求めているものと違っている場合、ヒントを伝えてもう一度考えるように促す
- ステップ③ 失敗しても責めずに、「次すべきことを考える」を繰り返す
ステップ1からステップ3まででご紹介した例は、実際には右も左もわからない新入社員のようなケースです。ですが、多かれ少なかれ指示待ちタイプの部下には、段階的に自分で考えて行動できるよう促していくことがポイントです。最初はじれったく感じるかもしれませんが、慣れてくるといい具合にフォローできるようになっていけるようになりますので、試してみてくださいね。
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