- 部下のダメな部分ばかり目についてしまう・・・。
- 部下のダメな部分を直そうとして注意しているけどうまくいかない・・・。
- 部下を良く観て適切に指導できるようになりたい!
と感じているマネジャーの方へ。
部下の出来ていない部分ばかり目についてしまうと、どこから手をつけていいかわからなくなりますよね。
もしかしたら、「ダメな部分ばかりが目につく」という見方から、「部下を指導するために必要な観察ポイント」に目を向けるように変えていくとうまくいくかもしれません。
今回は、部下のダメな部分ばかり目についてしまうときにやってほしいポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下のダメな部分ばかり目についてしまうときにやってほしいポイント3つ
ポイント① 部下の能力を把握する
1つ目は、部下の能力を把握することです。部下に任せている業務を行うために必要な能力は身についていますでしょうか?能力を5段階に分けてみると把握しやすくなります。
(例)
- レベル1「任せた直後で能力が身についていない」
- レベル2「指導係に手取り足取り教えてもらわないとできない」
- レベル3「指導係の最終チェックで修正が必要」
- レベル4「イレギュラーな対応では指導係のフォローが必要」
- レベル5「指導係がいなくても一人でできている」
例では指導係をつけたケースでご紹介していますが、マネジャー自ら指導している場合は置き換えて把握してみましょう。
2つ目は、レベルアップに必要な課題に注目することです。「指導係がいなくても一人でできている」(レベル5)に到達するためにどんな課題をクリアする必要があるのか見ていきましょう。部下によってそれぞれ課題は異なりますが、大きく分けて3つの点に注目していくと課題が具体的に見えてきます。
【課題の注目ポイント3つ】
- マインドセット(モチベーション、会社やお客様のお役に立ちたいという意識など)
- 業務知識(任せる業務を行うための専門知識、社内ルールなど)
- ビジネススキル(コミュニケーションスキル、チームワーク、文章作成力など)
ポイント③ 課題解決策を考えておく
3つ目は、課題解決策に気づくことです。2つ目で注目した課題に対しての自分なりの解決策を考えておきます。部下のダメな部分ばかりに注目するのではなく、部下が抱えている課題と解決策に目を向けていくことで、指導ポイントが具体的になっていきます。
【課題解決策(例)】
- 部下のダメな部分ばかり目についてしまうときにやってほしいポイント①「部下の能力を把握する」(5段階などに分けておくと把握しやすい)
- 部下のダメな部分ばかり目についてしまうときにやってほしいポイント②「レベルアップに必要な課題に注目する」(マインドセット、業務知識、ビジネススキル)
- 部下のダメな部分ばかり目についてしまうときにやってほしいポイント③「課題解決策を考えておく」(自分なりの解決策を考える)
自分を基準にして部下の仕事ぶりを見てしまうと、ダメな部分ばかり目についてしまうものです。自分と部下を比較した判断基準はいったん横においておきましょう。その上で、部下の仕事ぶりを把握してレベルアップに必要な課題をじっくり観察していくと、おのずと部下の指導ポイントが見えてきますよ!
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