- 部下を指導するときにどういう点に気をつけたらいいかわからない・・・。
- 最近、部下との接点が少なくなって、何を考えているかわからないときがある・・・。
- 部下一人一人に合った指導ができるようになりたい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
部下は一人一人違うので同じように指導しようとしてもうまくいかないですよね。
まず、部下に声をかける前に観察することから始めてみてはいかがでしょうか。
今回は、部下を指導する前に、まず観察してほしい理由3つについてお伝えしますのでぜひご覧ください。
部下を指導する前に、まず観察してほしい理由3つ
理由① 指導ポイントがわかる
1つ目は、指導ポイントがわかることです。指導する前に観察することでズレをなくすためです。指導することで部下が混乱しないように注意する必要がありますよね。以下の項目を観察してから指導するようにするだけで部下の受け取り方が変わってきます。
【観察ポイント】
- 「部下は基本に沿って仕事を進めているだろうか?」(仕事の基本をおろそかにしていないか?)
- 「部下は必要な手順を踏んで進めているだろうか?」(手間を惜しんで端折って対応していないか?)
- 「部下は仕事の知識やスキルが身についているだろうか?」(仕事をするために必要な知識・スキルは向上できているのか?)
- 「部下は性格的にはどんな特徴があるだろうか?」(せっかち、のんびり、長続きしない、コツコツなど)
理由② モチベーションや調子の波を把握できる
2つ目は、モチベーションや調子の波を把握できることです。人間どんなときにやる気に満ち溢れていて、絶好調というわけにはいきませんよね。部下のモチベーションの上がり下がりや調子の波を把握できていれば、部下の状況を配慮しながら仕事を任せることができるようになります。把握するための観察ポイントは以下のとおりです。
【観察ポイント】
- 「部下の仕事のキャパシティはどのくらいだろうか?」(繁忙期や負荷がかかったときの様子はどうだろうか?)
- 「部下はどんな仕事をしているときにやる気になっているだろうか?逆はどうだろうか?」
- 「部下は誰と仕事をしているときにやる気を感じているだろうか?逆はどうだろうか?」
- 「部下の調子の波はどんな様子だろうか?」(1日の中では?週間では?月間では?年間では?)
- 「プライベートの環境の変化などは仕事に影響しているだろうか?」(仕事以外の悩み事などはあるだろうか?)
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3つ目は、SOSのサインに気づくことができるようになることです。もちろん部下の方から相談があれば対応できますが、部下の仕事ぶりや様子に変化に対していち早く気づくことできれば、部下をサポートすることができるようになります。把握するための観察ポイントは以下のとおりです。
【観察ポイント(SOSのサイン)】
- 「今まではあまりなかったのに最近同じミスが続いているな。プライベートでなにかあったのだろうか?」
- 「最近、言い訳することが多くなったな。モチベーションが下がっているのかも?」
- 「部下に任せた仕事、壁にぶつかって悩んでいるみたいだな。そろそろフォローした方がいいかも?」
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まとめ
- 部下を指導する前に、まず観察してほしい理由①「指導ポイントがわかる」
- 部下を指導する前に、まず観察してほしい理由②「モチベーションや調子の波を把握できる」
- 部下を指導する前に、まず観察してほしい理由③「SOSのサインに気づくことができる」
まずは、定期的に部下の様子を観察するようにしていきましょう。最初はわからなくても繰り返し観察していると「いつもと違う変化」に気づくことができるようになっていきます。その変化をメモしておき、指導する前に振り返っておくと、適切に指導できるようになりますよ!
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