「モチベーション」と聞いてどんな内容を想像しますか?
といった「外的動機づけ」の内容を真っ先に想像する方が多いのではないでしょうか。
モチベーションには「外的動機づけ」と「内的動機づけ」の2種類があり、それぞれの特徴を理解しておくと、従業員のモチベーションマネジメントの現状を把握する上で役立ちます。
今回は、人事課長が知っておきたい2種類のモチベーションとは?についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
人事課長が知っておきたい2種類のモチベーションとは?
外的動機づけとは?
外的動機づけとは、外部からもたらされる意欲のことをいいます。
(例)
「この仕事をやれば高収入が得られる」
「この仕事をやらないと上司に叱責される」
行動する、行動を続けるという過程において、他人からの賞賛や罰を恐れる気持ちなど周囲からの刺激が大きな影響を及ぼします。
内的動機づけとは?
内的動機づけとは、自分の内側からおこる意欲のことをいいます。
(例)
「仕事が楽しく行える」
「スキルが身につくので頑張れる」
仕事そのものに面白さを見出していることでやる気が自分の内側から湧いてくる状態になります。
外的動機づけと内的動機づけの違いは?
外的動機づけと内的動機づけのメリット・デメリットという形で違いについてご紹介していきます。
短期間で効果が出やすいことが特徴です。「短期的に集中して成果を上げる」場合にうまく機能する場合が多いです。代表的なものはインセンティブ(金銭的報酬、社内表彰など)です。
▽外的動機づけのデメリット
慣れによって効果が長続きしないことが特徴です。得られることが当たり前になってしまうと効果が弱まってしまいます。会社としても無限にインセンティブを与え続けることは難しいですよね。▽内的動機づけのメリット
高い集中力を発揮して質の高い行動を自ら進んで長く続けられるのが特徴です。自ら進んで学び行動することで結果として期待以上の成果を上げることができるようになります。▽内的動機づけのデメリット
短期成果につながりにくいことが特徴です。行動自体が目的となるため、関心や好奇心、成功体験を積むことで、何らかの意味付けをするまでに時間がかかる場合が多いです。また、すべての人の共通の方法で動機づけできないという特徴があります。関心や好奇心の持ち方は千差万別です。各個人のタイプを把握して、個別にカスタマイズしたアプローチを取ることが求められます。
- 外的動機づけとは、外部からもたらされる意欲のこと
- 内的動機づけとは、自分の内側からおこる意欲のこと
- 外的動機付けは短期的効果、内的動機づけは長期的効果の違いがある
会社で行われている外的動機づけはどんなものがあるのか、内的動機づけを促すためにどんな工夫がなされているか、改めて整理してみるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
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