- 入社3年目の部下がいる・・・。
- もっとチームのために貢献したいという気持ちを持ってほしいが物足りない・・・。
- どうしたらチームに貢献しようという気持ちを高めることができるか教えてほしい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
チームへの貢献意欲が低い部下の意識をどうやって変えたらいいか悩みますよね。
もしかしたら、貢献よりも「応援」で意識づけしていくとうまくいくかもしれません。
今回は、チームへの貢献意欲が低い入社3年目社員に「応援」から始めることをオススメする理由とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
チームへの貢献意欲が低い入社3年目社員に「応援」から始めることをオススメする理由とは?
1つ目は、貢献よりも気軽に始めやすいイメージがあることです。
「貢献」と「応援」の印象の違いを比較しますと、
といった違いが出てきます。
貢献・応援ともに「チームや誰かのために役立つことで協力する」ということなのですが、「やらされ感」があるとなかなか続かないですよね。「やらされ感」よりも「自分がやりたいからやる」という意識を持つには、応援という言葉の方が気軽に始めやすいのではないでしょうか。
2つ目は、経験がなくても始められることです。
チームに貢献しようと思っても「まだ経験がないから」「自信がないから」という不安があり、尻込みしてしまう部下がいます。応援するという意識があれば、「経験や自信がなくてもできるところからやってみよう!」という気持ちで行動しやすくなります。そういう気持ちを持って、できることで協力すること自体が周りから喜ばれるということを実感できると、部下の意識が変わっていきます。
3つ目は、応援するたびに協力できることが増えていくことです。
始めは先輩の仕事を手伝うというレベルでも、続けていくことで協力できることが増え、自分の強みに気づく機会も出てきます。強みとは「自分では大した努力をしていないのに周りから喜ばれること」です。その強みを伸ばしていくと、部下の「専門分野」に加えることができます。つまり、始めは「お手伝い」で応援するだったことが、「自分の専門分野」で応援するに変わっていくのです。
では、部下に「応援する」を意識づけするポイントについてお伝えしていきます。ポイントは3つです。
意識づけのポイント① 「応援」という言葉を使って協力を促していく
1つ目は、「応援」という言葉を使って協力を促していくことです。
例えば、チームの方針として「応援し合えるチームづくり」をしたいことをメンバーに伝えて、「応援」という言葉を意識させることから始めていきます。そうすることでチーム内に意識が浸透して、周りのメンバーが困っていたら自然に協力しようという雰囲気が生まれるようになっていきます。その雰囲気を部下も実感して意識づけが進んでいきます。
意識づけのポイント② 部下の「応援する」きっかけをつくる
2つ目は、部下の「応援する」きっかけをつくることです。
「応援」したいと気持ちになっても最初のきっかけがないと難しい部分がありますので、きっかけづくりはマネジャーさんがしていきましょう。例えば以下のとおりです。
(例)「応援する」きっかけづくり
- リーダーに目的(部下の貢献意欲を高めたい)を伝え、部下の手伝えることを準備してもらう
- チーム内の係をつくって部下に任せる
- 教育係の部下から新人の頃にどんな「応援」から始めたのかを話してもらう
意識づけのポイント③ 部下の行動を観察して強みを見つける
3つ目は、部下の行動を観察して強みを見つけることです。
理由③のところでお伝えしましたが、強みとは「自分では大した努力をしていないのに周りから喜ばれること」です。部下の行動を観察して見つけていきましょう。例えば、以下のとおりです。
(例)部下の強み
- 資料をつくるための情報収集が手際よくできている(情報収集に関わる仕事を任せてみる)
- 人の話を最後までじっくり聴くことができている(お客様のご要望をお伺いするヒアリングを任せてみる)
- 報告・連絡・相談を忘れずにできている(チーム内への連絡係を任せてみる)
まとめ
- 「応援」をオススメする理由① 貢献よりも気軽に始めやすいイメージがあるから
- 「応援」をオススメする理由② 経験がなくても始められるから
- 「応援」をオススメする理由③ 応援するたびに協力できることが増えていくから
- 「応援」を意識づけするポイント① 「応援」という言葉を使って協力を促していく
- 「応援」を意識づけするポイント② 部下の「応援する」きっかけをつくる
- 「応援」を意識づけするポイント③ 部下の行動を観察して強みを見つける
マネジャーさんの部下が自分からチームに貢献したいという気持ちを持てるよう、「応援」の意識づけを始めていきましょう!