調達部員へ指示を出しても、なかなか思い描いた通りに対応してもらえず、調達部員のフォローに頭を抱えている調達マネジャーの方へ。
指示を出したその場では納得している様子に安心して、いざ任せたものの・・・。指示とは異なる対応が続き、なぜ教えた通りに実行できないのかと戸惑うこともありますよね。
今回のブログでは、こうした指導上の迷いを解決し、調達部員が指示された調達業務を一人で最後までやり遂げられるようになるための「ストーリー性」を活かした指導の仕組みについて取り上げます。調達部員の行動に、「ストーリー性」が影響する理由についてチェックしていただければと思います。
今回は、【調達人材育成】調達マネジャーが調達部員を指導するときに「ストーリー性」を取り入れるべき理由とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【調達人材育成】調達マネジャーが調達部員を指導するときに「ストーリー性」を取り入れるべき理由とは?

理由① 指示を出すだけではイメージがつかみにくいから
1つ目の理由は、言葉だけで指示を伝えても、調達部員は具体的な作業のイメージをつかめないからです。心理学の「メラビアンの法則」では、以下のとおりとなっています。
【メラビアンの法則における情報の伝わり方】
つまり、言葉による指示は情報のわずか7%にすぎません。調達マネジャーが調達部員に指示を出す際、言葉だけで伝えようとすると、肝心なイメージが十分に共有されないのです。
理由② 調達業務マニュアルですべてを伝えることができないから
これらは、日々の調達業務の中で調達マネジャーが具体的に補足し続けなければ、調達部員は一人で完遂することができません。
調達マネジャーが、新規仕入先との契約書類作成を指示する場面で確認してみましょう。
【調達部員への指示の出し方(例)】
「この契約書の作成は、調達業務マニュアルの第4章に従って作成しておいて」
「調達業務マニュアルの第4章の手順で作成してほしい。ただし、今回の仕入先の営業担当者は丁寧な対応を好むから、契約内容だけでなく、送付状には先月の納期遵守に対する感謝の言葉を一言添えて送るようにしてください」
このように、調達業務マニュアルにある手順に加えて、その場の状況に応じた注意点についても補足して伝えることで、 途中で戸惑うことなく進められるようになります。
理由③ 事前にシュミレーションしないと途中でつまづきやすくなるから
【調達業務をストーリーにするための考え方】
このように、一連の流れを物語のように整理して共有することで、途中で予測外のことが起きても焦らずに対処できるようになります。
調達マネジャーが、特定の部品の納期調整を指示する場面について確認してみましょう。
【調達部員への指示の出し方(例)】
「この部品の納期が遅れているから、仕入先に電話して納期を早めるよう交渉しておいて」
「今回の部品は納期が厳しいため、まずは仕入先の営業担当者に今の状況を確認してください。もし『希望する納期には間に合わない』と言われたら、代替案として『一部の数量だけでも先に分納してもらうことは可能か』と伝えてください。その回答をもとに、生産計画への影響を調整し、最終的な納品日を確定させるところまで進めてください。」
このように、調達業務開始から完了までのストーリーを事前にシュミレーションできるように指示することで、調達部員は迷うことなく調達業務を進められるようになります。
まとめ
調達業務マニュアルにない個別の注意点等について、合わせて伝えてみることから始めてみませんか?
まずは、調達業務マニュアルに書くことが難しい個別の注意点等について、調達業務に合わせて伝えてみることから始めてみませんか。そうした丁寧な補足説明が、調達部員の迷いを減らし、確実な行動へとつながります。日々の調達業務の中で、できることから少しずつ取り組んでみてくださいね。
調達業務マニュアルだけでは伝えきれない細やかな指示や、調達部員に伝わりやすいストーリーの作り方を、日々の忙しい中で一人で考えるのは難しいと感じることもあるかもしれません。
応援のチカラ「調達人材育成コンサルティング」では、調達部員の指導方法や育成方法についてのサポートを行っています。調達部員一人ひとりに合わせた伝え方や、調達マネジャーの想いが届く丁寧な育成方法を一緒に整理してみませんか。少しでも気になった方は、無料相談を活用してみてくださいね。
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