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部下育成がうまくいっているマネジャーとうまくいっていないマネジャーの違いとは?

部下育成がうまくいっているマネジャーとうまくいっていないマネジャーの違いとは?


  • 部下を指導しているが思うように成長していない・・・。
  • 部下のモチベーションも下がっていて逆効果になっているようだ・・・。
  • この状態から抜け出すためのヒントを教えてほしい!

このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。


「早く部下を育てなきゃ!」と焦るものの、部下のモチベーションは下がりっぱなしでどうにもならない状態、つらいですよね。


もしかしたら、マネジャーさんの考え方を変えると部下のモチベーションがアップして行動が変わるかもしれません。


今回は、部下育成がうまくいっているマネジャーとうまくいっていないマネジャーの違いとは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。



部下育成がうまくいっているマネジャーとうまくいっていないマネジャーの違いとは?


部下育成がうまくいっていないマネジャーの考え方とは?

部下育成がうまくいっていないマネジャーの考え方からお伝えしていきます。


それは、部下を「引き上げる」という考え方をしていることです。


部下を「引き上げる」とは、マネジャーさんと同じレベルに引き上げようとするということです。


このような考え方をしているマネジャーさんは、マネジャーさんが上で部下が下ということになります。しかし、マネジャーさんは部下を完全にコントロールすることができません。なぜなら、部下はマネジャーさんのロボットではないからです。なんとかしなきゃと焦って部下に接していると、部下が窮屈に感じてモチベーションが下がるという悪循環にはまってしまうのです。


  • 早く部下を育成したい!
  • 求めるレベルにまで部下を引き上げよう!
  • 引き上げるには部下をコントロールしなきゃ!
  • 口出しする機会が増える!
  • 部下が窮屈に感じてモチベーションが下がる!
  • ますます育成が進まないという悪循環にはまる!


うまくいっているマネジャーは、部下の成長を「手助け」している!

では、どうしたら悪循環から抜け出すことができるでしょうか?


うまくいっているマネジャーは、部下の成長を「手助け」するという考え方で接しています。


「手助け」するとは、部下の仕事は部下が主役ととらえて、マネジャーさんは主役が活躍できるようにサポートするするということです。部下が主役として活躍するためにどんなサポートが必要かを考えて手助けするという姿勢で接していると、部下はマネジャーさんの話を安心して聴くことができます。なぜなら「強制されて窮屈な思いをするのでは?」「自分の考えを押しつけられるのでは?」という不安を感じることがないからです。


  • 部下の仕事は部下が主役、マネジャーはサポート役になる
  • 部下への接し方が変わるので、部下が安心して取り組める
  • 部下が成長して仕事ができるようになる

部下を「手助け」するための3つのポイント

どうしたら部下を「手助け」することができるでしょうか?「手助け」するための3つのポイントについて見ていきましょう。

ポイント① 部下を観察する

1つ目は、部下を観察することです。

どんな「手助け」が必要なのかを把握するにはまず観察から始めます。観察のポイントは以下のとおりです。

観察のポイント
  • 指導のポイント(仕事の進め方、取り組む姿勢、スキルアップのための学習など)
  • モチベーションや調子の波を把握する(どんな仕事をしているときにモチベーションが上がったり、下がったりしているかなど)
  • SOSのサインに気づく(同じミスが続く、言い訳することが増えた、壁にぶつかって悩んでいるなど)

詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。

部下を指導する前に、まず観察してほしい理由3つ

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ポイント② 「手助け」の方法を選択する

2つ目は、「手助け」の方法を選択することです。選択肢は、ソーシャルサポートの4つの分類がおすすめです。

(1)道具的サポート

  • 金銭や必要なものを貸し与えたり、直接力を貸すといった、実際的なサポート

(2)情報的サポート

  • 当人が自分で問題の解決にあたることができるよう、必要な情報や知識を提供するサポート

(3)情緒的サポート

  • 励ましたり、愚痴を聴いたり、相談役になったりなど、情緒面でのサポート

(4)評価的サポート

  • 当事者の行動が、良いか悪いか、社会的に好ましいか好ましくないかなど、適切な評価を与えるサポート。「認める」「褒める」といったものも含む。(「Aさんにお願いしてよかった」「いい仕事をしてくれてありがとう」といった声かけなど)
部下を観察してどのような「手助け」が必要かを選択していきましょう。


詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。

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マネジャー必見!部下の動機づけに活かせるサポート方法とは? 「部下を育てたいんだけど、うまくいかないな・・・。」「部下を褒めて伸ばそうとしているんだけど、反応がいまいちなんだよな・・・。」もしかしたら、部下が望んでいるサポートとは違うサポートをしているのが原因かもしれません。今回は、マネージャーさん...
 


ポイント③ コーチングサイクルを活用して程良い距離感で接する

3つ目は、コーチングサイクルを活用して程良い距離感で接することです。


「口出ししすぎず」「任せきりにしない」程良い距離感で接するにはコーチングサイクルの活用が効果的です。


コーチングサイクルとは、

  • コーチングの基本スキル(「傾聴」「質問」「承認」)を、「傾聴→質問→承認」の順番でサイクルを回しながら、部下の目標達成を応援するサイクル

のことです。


部下の横について伴走しながら自律をサポートすることができるので、程良い距離感で接することができます。

全体像は以下のとおりです。

詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。


入社3年目社員の自律を応援する「コーチングサイクル」とは?

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まとめ

  • 部下の育成がうまくいっていないマネジャーの考え方は、部下を自分のレベルまで引き上げようとする
  • 部下の育成がうまくいっているマネジャーの考え方は、部下を主役ととらえ、自分はサポート役になって手助けしている
  • 部下を手助けするポイントは、①「部下を観察する」②「手助け」の方法を選択する③コーチングサイクルを活用して程良い距離感で接する

もし、マネジャーさんうまくいっていない考え方で部下に接していたとしたら、うまくいっている考え方を取り入れて、部下を「手助け」する3つのポイントを活用して接し方を変えてみましょう。きっと部下のモチベーションが上がって行動が変わってきますよ!一人では難しそうだなと感じられたマネジャーの方、無料でご相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。



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