- 部下がなかなか学習しない・・・。
- 研修を受けても仕事に活かそうとしない・・・。
- どうすれば部下の学習意欲を高めることができるか教えてほしい!
せっかく研修を受けたのに仕事に活かそうとしない部下、困りますよね。
もしかしたら、「学習するコツ」を理解できていないことが原因かもしれません。
今回は、部下の学習意欲を高めるポイント3つについてお伝えしますのでぜひご覧ください。
部下の学習意欲を高めるポイント3つ
まず、学習意欲が足りない部下の特徴について、以下のブログでご紹介しています。
ご覧になっていない方は、まずこちらのブログからご覧ください。
学習意欲が足りない部下の特徴5選
入社3年目の部下がいる・・・。仕事で同じミスを繰り返していてなかなか成長しなくて困っている・・・。なぜ、成長できないのか教えてほしい!このような悩みを抱えているマネジャーの方へ。もしかしたら、部下の学習意欲が足りないから同じミスを繰り返して...
ポイント① 部下の目標を確認する
では、本題です。ポイント①は、部下の目標を確認することです。
学習意欲を高めるには、まず目標が正しく設定されていることが重要です。なぜならここがしっかり設定されていないと、学習効果が得られないからです。目標という目指す方向性が間違っていないかチェックしましょう。ここでは2つご紹介いたします。
①「SMARTルール」で目標設定されているかチェックする
「SMARTルール」とは、目標設定に必要な5つの要素を表したものです。
例としては以下のとおりです。
(例)「部下の目標設定」(調達部門)
(例)新入社員の目標設定(電話応対)
- 3コール以内に取ることができている
- 会社名、部署名、名前を名乗ることができている
- 挨拶ができている
- 相手の話をメモを取りながら復唱できている
例のように何ができるようになっていればいいかを明確にすると、できていない点に気づくことができるので、「できるようにしよう!」という気持ちになりやすくなります。
詳しくは、以下のブログでもお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
部下のやる気を引き出す目標設定のポイントとは?
部下の目標管理をしているが…。目標達成に向けてがんばるぞ!というやる気があまり感じられない・・・。部下のやる気を引き出す目標設定のポイントが知りたい!このような悩みを感じているマネジャーの方へ。「部下の目標設定、少しマンネリ気味になっている...
ポイント②は、動機づけをすることです。
学習目的が具体的になっていて、自分から進んで学習するタイプの部下でしたら動機づけしなくても問題ないのですが、なかなか自分からできないタイプの部下には動機づけする必要があります。例えば以下のとおりです。
- 一人でお客様対応ができるようになってほしい(目標)
- そのためには、お客様のニーズをヒアリングして提案することが必要(目標に近づく行動その1)
- 提案には、提案書を作成することも含まれている(目標に近づく行動その2)
- だから、提案書作成ができるように学習しよう(動機づけ)
このようなステップで動機づけしていくと、なぜ学習しなければならないかがわかるので、やる気にさせることができます。
ポイント③ 学習の習慣化ができるようにフォローする
ポイント③は、学習の習慣化ができるようにフォローすることです。
一人で学習できないタイプは学習を継続することに苦手意識があります。継続するには習慣化が効果的ですので、習慣化できるようにフォローしていきましょう。フォローの方法は以下のとおりです。
学習の習慣化フォローの方法
- 学習計画を作成する(いつまでになにをどのくらいのペースで学習するのかを決める)
- 計画したとおりに進んでいるか時々確認する
- 計画通りに進められない場合は部下に進捗状況を報告してもらう
特にチェックしていただきたいことは、学習する時間を確保しているかどうかです。空いた時間にやればいいという意識でいると、仕事が忙しい等で後回しになってしまいます。学習計画を作成するときに学習時間についても確認しておきましょう。
まとめ
- ポイント① 部下の目標を確認する
- ポイント② 動機づけをする
- ポイント③ 学習の習慣化ができるようにフォローする
今回は部下の学習意欲を高めるためのポイントをご紹介しましたが、応援のチカラ企業研修では受講される方の学習意欲を高め、学習したことを「職場で実践するための準備ができている状態」をゴールとした研修を行っています。無料でご相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。