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【調達部内会議】部内会議で解決できること(孤立・無力感解消編)〜「言っても無駄」を調達チームの連帯感に変える3つのステップ〜

【調達部内会議】部内会議で解決できること(孤立・無力感解消編)〜「言っても無駄」を調達チームの連帯感に変える3つのステップ〜
  •  「部内会議で改善案を求めても『特にありません』という反応ばかり。調達部員の間に『どうせ言っても何も変わらない』という諦めの空気が漂っており、組織としての活気が失われていると感じている・・・」
  •  「複雑なトラブルを抱えているはずの調達部員が、誰にも相談せず一人で机に向かっている。周囲も自分の調達業務で手一杯で、調達チームの中に『お互いを助け合う』という連帯感が欠如していることに不安を感じている・・・」
  •  「関係部署からの無理な要求に対し、調達部員が孤立無援で耐え忍んでいる状況をどうにかしたい。調達マネジャーとして力になりたいが、まずは何から手をつければ、調達部員が独りで抱え込まずに周囲を頼れるようになるのか分からず悩んでいる・・・」

日々の調達業務の中で、調達部員が目の前の課題に対して「どうせ言っても無駄だ」と諦め、一人で黙々と机に向かっている姿を目にすることはないでしょうか。

関係部署からの厳しい要求や、仕入先との板挟みという孤独な戦いの中で、一度「孤立感」や「無力感」が蔓延してしまうと、調達マネジャーがいくら改善を促しても、調達チームに活気を取り戻すのは容易ではありません。しかし、こうした組織の閉塞感は、部内会議の進め方を少し工夫するだけで、打破できる可能性があるのです。


今回は、諦めの空気を連帯感に変えるための「部内会議」の活用法についてお伝えします。単なる進捗報告の場を超えて、調達部員が「調達チームのメンバーに頼ってもいいんだ」と実感し、自走し始めるためのヒントとして、ぜひご確認いただけたらと思います。


今回は、【調達部内会議】部内会議で解決できること(孤立・無力感解消編)〜「言っても無駄」を調達チームの連帯感に変える3つのステップ〜についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。



 【調達部内会議】部内会議で解決できること(孤立・無力感解消編)〜「言っても無駄」を調達チームの連帯感に変える3つのステップ〜



調達部門で孤立・無力感が起きやすい3つの理由

なぜ、真面目に調達業務に取り組んでいる調達部員ほど、孤独を感じ、無力感に苛まれてしまうのでしょうか。その背景には、調達部門特有の構造的な要因が潜んでいます。ここでは、孤立が起きやすい3つの理由について紐解いていきます。

理由① 成果が見えにくく、負の側面ばかりが強調される

コストダウンや納期遵守は、組織において「できて当たり前」と捉えられがちです。順調な時はスポットライトが当たらず、トラブルが発生した時だけ注目され、厳しい追及を受ける。こうした「減点方式」の環境が続くと、調達部員は「自分は組織に貢献できているのだろうか」という無力感を強めてしまいます。

理由② 構造的な板挟みを「一人で解決すべき課題」と捉えてしまう

関係部署からの急な仕様変更や急な所要増による仕入先の生産キャパシティの限界。この板挟みになる構造的な難しさを、責任感の強い調達部員ほど「自分の交渉力でなんとかしなければ」と一人で背負い込んでしまいます。周囲に助けを求めることは「負け」や「怠慢」であるという誤解が、孤立を深める原因となります。

理由③ 相談の「型」が分からず、共有のタイミングを逃している

何を、どのタイミングで、どこまで相談すべきかという「型」が共有されていないことも大きな要因です。調達部員が「まだ自分で解決できるはず」「忙しい調達マネジャーに手を煩わせてはいけない」と躊躇している間に、問題は独りで抱え込める範疇を超え、深刻化してしまいます。

これらの理由は、調達部員個人の性格の問題ではなく、調達チームとしてのコミュニケーションの仕組みで解決できる課題です。この閉塞感を打ち破る鍵が、部内会議のあり方を見直すことにあります。
 

 

ステップ① 部内会議の事前準備

ここからは、孤立・無力感を解消するための部内会議の進め方についてご説明します。 基本的なルールについては、以下の記事も合わせて参考にしてみてくださいね。

(関連ブログ:2026年1月8日)
【調達部内会議】「時間がなくて相談できない」を卒業!調達チームの知恵を引き出す「3つのルール」

まずは、部内会議の事前準備から始めます。事前準備では、調達部員が独りで抱え込みやすい悩みや、組織としてバックアップが必要な事案を事前にリストアップしておきます。例えば、以下のようなテーマです。

【部内会議で話し合うテーマ(例)】

  • 「関係部署との調整が難航し、個人の交渉だけでは解決が困難な案件」
  • 「仕入先への無理な要求が続いており、調達担当者として心苦しさを感じている事案」
  • 「成果が見えにくいルーティン的な調達業務の中で、見落とされている小さな改善や工夫」

 事前に「話し合うテーマ」を決めておくことで、当日の議論が単なる進捗報告に終わらず、調達部員が「調達チームのメンバーに頼ってもいいんだ」と実感できる場を整えることができます。



ステップ② 部内会議の進行

部内会議では、事前に設定したテーマについて調達部員に発表してもらい、それに対して他のメンバーが意見を出し合えるよう、調達マネジャーが進行(ファシリテーション)をサポートします。

【進行のイメージ(例)「関係部署からの急な所要増への対応に苦慮している場合」】

  • 調達部員Aさん
    「関係部署から急な所要増の依頼があり、仕入先に打診しましたが、納期回答が得られず板挟みになっています。正直、これ以上の交渉は手詰まり感があります」
  • 調達マネジャー
    「Aさんは一人でかなり粘り強く動いてくれましたね。この『構造的な難しさ』について、他の皆さんはどう感じますか?似たような経験や、周囲で協力できることはないでしょうか」
  • 調達部員Bさん 「私も以前、同じような状況で独りで抱え込んだことがありました。その時は、調達マネジャーに介入してもらい、関係部署内での優先順位を整理してもらうことで、無理な要求が絞り込まれて状況が好転しました。今回も調達部門として、関係部署からの要望の土俵を変える動きをしませんか?」 
他の調達部員の視点を入れるだけでなく、調達マネジャーが「個人の責任」ではなく「調達チームで解決すべき課題」として扱うことで、調達部員一人では抱えきれなかった重圧が和らぎ、調達チームのメンバーに頼る安心感が生まれます。


ステップ③ 議事録の作成

最後に、話し合った内容を議事録にまとめます。ここでのポイントは、単なる記録ではなく「調達チームの共通認識」と「組織としてのサポート体制」を可視化することです。

【議事録のまとめ方(例)「関係部署からの急な所要増への対応」】

  • 課題 「関係部署からの急な所要増に対し、仕入先のキャパシティが限界で、調達担当者一人の調整では解決が困難な状況にある」
  • 決定した対策

  1.  調達マネジャーが関係部署の責任者に対し、関係部署内での優先順位を整理するよう要望を出す。
  2.  その結果に基づき、調達担当者は無理のない範囲で仕入先と再調整を行う。

  3. 今後も同様の事象が発生した際は、調達担当者が独りで抱え込まず、即座に部内会議の議題に上げる。

 

部内会議の場で「調達部門としてどう動くか」を明確にして記録に残すことで、調達担当者は「自分は守られている」という安心感を得ることができ、孤立感の解消と連帯感の醸成に繋がります。


まとめ

  • 調達部門は、関係部署と仕入先の板挟みになりやすく、真面目な調達担当者ほど孤立・無力感に陥りやすい
  • 孤立を防ぐには、部内会議を単なる「進捗報告の場」から「組織としての後ろ盾を確認する場」へ変えること
  • 事前準備、進行、議事録の3ステップによる「相談の型」を作ることで、調達チームの連帯感を醸成できる
孤独な戦いを強いられがちな調達部門において、孤立や無力感は調達部員のモチベーションに影響する深刻な課題ですが、仕組みで解消できるものです。まずは次の部内会議で、「独りで抱え込んでいる悩みはないか」を問いかける時間を10分だけ作ってみてくださいね。


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