- 調達・購買部員の育成、底上げが必要だと感じているが・・・。
- どこを目指して育成したらいいかわからない・・・。
- 調達・購買部員育成のゴール設定について教えてほしい!
調達・購買部員の育成、底上げにお悩みの調達・購買部門長・マネジャーの方へ。調達・購買業務にはいろいろな知識やスキルが必要なことはわかっていても、どこを目指して進めたらいいか悩みますよね。
調達・購買部員育成のゴール設定は、「やり抜く力を身につける」にしていただくことをおすすめしています。
今回は、調達人材育成のゴール設定を「やり抜く力」にしてほしい理由とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
調達人材育成のゴール設定を「やり抜く力」にしてほしい理由とは?
理由① 自律型人材を育成する上で必要だから
1つ目の理由は、自律型人材を育成する上で必要だからです。
調達・購買部門は以下の理由で自律しづらい環境にありますよとお伝えしています。
調達・購買部員が自律しづらい3つの理由
- 最後までやり抜いたという実感がつかみづらい間接部門である
- 営業部門のように直接顧客と接する機会が少ない(受け身で仕事をしてしまいがちである)
- 取引先や関係部門の協力によって、ある程度仕事が回ってしまう
調達・購買部員に任せきりにしてしまうと、いつまで経っても自律型人材にすることができません。そのためには、最後までにやり抜く力を身につける必要があります。
2つ目の理由は、調達・購買業務は一人で完結できないからです。
調達・購買業務は、関係部門や取引先の協力があって完了させることができます。
例えば、納期調整するにしても取引先と交渉して回答をいただき、その回答を関係部門と調整することで始めて完了することができます。取引先と関係部門との間で「板挟み状態」のまま、仕事を保留していては完結させることができません。その度に調達・購買マネジャーに相談してフォローしてもらっていては自律できないですよね。自律型人材にするためには、関係者と協力してやり抜く力が必要になります。
3つ目の理由は、調達・購買業務は断ることが難しいからです。
ある企業様の研修講師を務めたときに営業部門出身の調達・購買マネジャーの方とお話しする機会がありました。そのときに、「営業部門と調達・購買部門の違いを一言でいうとすればどんなことですか?」と質問したところ、以下の答えが返ってきました。
営業部門と調達・購買部門の違いをわかりやすくご説明いただき、今でも印象に残っています。
営業部門が断ることができるのは、お客様から仕事を受ける前だからです。営業部門が受けた仕事を途中で断ってしまうことは信用問題につながり、場合によっては補償問題になることもあります。そう考えますと、調達・購買部員は途中でいろいろな問題やトラブルがあっても関係者と協力してやり抜く力が必要になります。
まとめ
- 理由① 自律型人材を育成する上で必要だから
- 理由② 調達・購買業務は一人で完結できないから
- 理由③ 調達・購買業務は断ることが難しいから
調達・購買部門の特性や関係者から求められていることを考えた時に、調達・購買部員育成のゴール設定を「やり抜く力」にしていただくことが必要であることをご理解いただけましたでしょうか。「うちの調達・購買部門の現状を踏まえた人材育成のゴール設定の相談がしたい!」という方は、無料でご相談をお受けしていますのでお気軽にお声がけください!
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