- 最近、調達・購買部員のモチベーションが下がっている気がする・・・。
- 仕事へも影響が出始めているので、手を打たなければいけないな・・・。
- 調達・購買部員のモチベーションへの対処ポイントについて教えてほしい!
調達・購買部員のモチベーション低下にお悩みの調達・購買マネジャーの方へ。仕事へも影響が出始めると手を打たなければならないですが、どこから手をつけていいか悩みますよね。
調達・購買部員のモチベーション低下には主に3つの原因があり、その原因に対して対処していくことをおすすめしています。
今回は、調達・購買マネジャーが部員のモチベーションが下がっていると感じた時の原因別対処ポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
調達・購買マネジャーが部員のモチベーションが下がっていると感じた時の原因別対処ポイント3つ
原因① 担当業務に行き詰まっているから
1つ目の原因は、担当業務に行き詰まっているからです。
例えば、取引先や関係部門との間で板挟み状態になり、解決の道筋が見えてこないといったことです。「だったら、相談してくれればいいのに」と思うかもしれませんが、以下のような心理状態になっていると閉塞感を感じてモチベーションが下がり、、相談する意欲も低下してしまいます。
調達・購買部員が閉塞感を感じる状況(例)
- 解決できない調整課題や取引先のトラブルが山積していてどこから手をつけていいかわからない
- 仕事が山積している中で、さらに新たな問い合わせや相談が入ってくる
- 残業や休日出勤が多くなり、調達・購買業務に対してネガティブな気持ちが強くなりモチベーションが低下する
対処ポイントは、以下のとおりです。
- 一番時間がかかっている仕事がどんなことなのか話を聴く
- その仕事に区切りをつけるためにすべきことについて一緒に話し合って整理する
- 一つ一つのタスクが完了するごとに報告してもらい、区切りがつくまでフォローする
ポイントは、その調達・購買部員が負担に感じている仕事をフォローすることでストレス軽減につなげていくことです。
2つ目の理由は、マンネリを感じているからです。
特に、新入社員がある程度仕事に慣れてきたときに感じやすいです。「担当する仕事で問題がないから大丈夫」という慣れがマンネリにつながっていきます。以下のようなときにマンネリを感じてモチベーションが下がる傾向があります。
- 教育係の先輩からフォローを受けなくてもある程度できるようになってきた
- 担当する仕事で大きな問題やトラブルがない
- ベテラン社員がこれ以上キャリアアップを望まず現状維持でいいと思っている
対処ポイントは以下のとおりです。
調達・購買部員がマンネリを感じているときの対処ポイント(例)
- ちょっと努力しないとできない新たな仕事を任せてみる
- もう一段階レベルアップするための課題を与える
- 研修やセミナーの受講をさせて成長するための機会をつくる
ポイントは、これまで経験していなかったことへチャレンジさせる機会をつくることです。
原因③ 将来のキャリアに対して漠然とした不安を感じているから
3つ目の原因は、将来のキャリアに対して漠然とした不安を感じているからです。
漠然とした不安とは、自分はこのまま調達・購買部門で仕事をしていていいのだろうかといった不安です。以下のようなときに漠然とした不安を感じてモチベーションが下がる傾向があります。
将来のキャリアに対して漠然とした不安を感じている状況(例)
- 調達・購買部門の仕事に対して興味、関心が持てない
- 目先の仕事に追われてしまっていて、ふとしたときになんために仕事をしているのか考えてしまう
- キャリアについて具体的な目標を持っていない
対処ポイントは以下のとおりです。
将来のキャリアに対して漠然とした不安を感じているときの対処ポイント(例)
- 部下との面談の中で、今後のキャリアについて話を聴いてみる
- 調達・購買部門でのキャリアパスについて話をしてみる(調達マネジャーとして活躍、調達のスペシャリストとして活躍、独立して活躍など)
- 臨むキャリアを実現するためにすべきことについて話し合ってみる(調達マネジャーとして活躍するために必要なスキルや経験など)
ポイントは、「会社側が期待するキャリアを押しつけないようにする」ことです。「こういった選択肢(キャリアパス)があるけど、その中からだったらどれを希望するのかな?」といったことを少しづつ話し合うことで、今後のキャリアについて関心を持ってもらい、それをモチベーションアップのきっかけをつくっていきましょう。
まとめ
- 原因① 担当業務に行き詰まっているから
- 原因② マンネリを感じているから
- 原因③ 将来のキャリアに対して漠然とした不安を感じているから
大切なことは、調達・購買部員一人一人事情や原因が違うということです。部員一人一人の話を聴いて対処していくことが必要です。部下と定期的に面談する機会を持って話を聴くことで対処ポイントが見えてきます。ぜひ、試してみてくださいね!
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