- 調達・購買部門に配属された新任の調達担当者がいる・・・。
- 関係部門と取引先との間で板挟みになってしまい、調整・交渉がうまくいっていないようだが・・・。
- 板挟みを解消して調整・交渉をまとめられるようにするためにどう指導したらいいか教えてほしい!
このような悩みをお持ちの調達・購買マネジャーの方へ。
関係部門と取引先との間で板挟みになって話をまとめられない新任の調達担当者の指導方法、悩みますよね。
まずは、新任調達担当者によくある板挟みになってしまう理由とその対処ポイントをチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回は、【調達・購買】新任調達担当者が関係部門と取引先との間で「板挟み」になってしまう理由とその対処ポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【調達・購買】関係部門と取引先との間で板挟みになってしまう理由とその対処ポイント3つ
板挟みになってしまう理由① 事前準備ができていない
1つ目の理由は、事前準備ができないからです。
調達マネジャーさんの部下は、以下のような状況になっていないでしょうか?
こうなってしまう原因は、「事前準備ができていないから」です。
【対処ポイント】「4つの準備」をする
対処ポイントは、以下の「4つの準備」をすることです。
4つの準備をした上で、取引先と調整・交渉に臨むことができると、取引先からの回答内容に変化出てくるはずです。なぜなら、取引先の営業担当者が会社に持ち帰って検討するために必要な情報があるかないかで回答が全く違ってくるからです。
詳しくはこちらのブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
【調達・購買】新任調達担当者が取引先交渉する前にやってほしいこと4つ
板挟みになってしまう理由② 取引先の言いなりになってしまう
2つ目の理由は、取引先の言いなりになってしまうからです。
新任の調達担当者ということで相手に気後れしてしまい、取引先に対して質問や確認したり、こちらからの要望を伝えることができないということはないでしょうか?例えば以下のとおりです。
取引先の言いなり(例)
- 取引先から値上げ要請に対して、言いなりになってしまう
- 納期の前倒しを要望する際、取引先から「No」と言われたらすぐに引き下がってしまう
- コストダウン交渉をする際、取引先から「これ以上は無理です」と言われたらすぐにあきらめてしまう
【対処ポイント】取引先の事情を丁寧に確認する
対処ポイントは、取引先の事情を丁寧に確認することです。
例えば、以下のような質問を取引先の営業担当者にしていきます。
取引先との調整・交渉場面の中でその都度「こういう回答が来たらこう切り返す」というようなことができればベストですが、新任調達担当者の方にはなかなか難しいので、まずは「取引先の事情」を丁寧に確認することから指導してみてはいかがでしょうか。ある程度把握できるようになった段階になりましたら、次のステップに進みましょう。
下記のブログでも関連する内容をお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
【調達・購買】新任調達担当者が取引先交渉で行う「3つの間違い」とは?
板挟みになってしまう理由③ 一人で抱え込んでしまう
3つ目の理由は、一人で抱え込んでしまうことです。
調達マネジャーさんの部下は、以下のような状況になっていないでしょうか?
調達担当者向けの研修を行っていますと、「上司や先輩に相談しづらい」という声をよく聞きます。
対象ポイントは、部下が相談しやすい環境をつくることで、ポイントは以下の3つです。
調達マネジャーさん側のちょっとした工夫次第で、部下の姿勢が変わってきますので、ぜひ試してみてください。
詳しくは、以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
部下が進んで相談したくなる「コミュニケーションコストが低いマネジャー」の特徴とは?
- 板挟みになってしまう理由① 事前準備ができていない
- 板挟みになってしまう理由② 取引先の言いなりになってしまう
- 板挟みになってしまう理由③ 一人で抱え込んでしまう
まずは、新任調達担当者の方が、どのような原因で板挟みになっているかを把握してみましょう。把握することで対処すべきポイントが見えてくるはずです。もし、調達マネジャーさんご自身での指導やフォローが難しい場合は、調達・購買部門向けの研修を行っております。お気軽にお問い合わせください。
研修担当者様、調達マネジャー様向けに「調整・交渉力」に関するご相談を無料でお受けしています。
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