- 最近、取引先の品質トラブルが起こった・・・。
- 部下が素早く対応できずお客様や関係部門に迷惑をかけてしまった・・・。
- 調達部門が品質トラブルに対応するときにポイントを教えてほしい!
このような悩みを抱えている調達マネジャーの方へ。
品質トラブルが起こったときにどうしていいかわからずに固まってしまう部下を見ていると、「なんとかしなきゃ・・・。」と思いますよね。
実は、ここ半年間で私の自宅にあるお風呂のシャワーが「水漏れ」するというトラブルが2回起こりました。この事例を通して調達部門における品質トラブル対応のポイントについてお伝えしていきます。
今回は、【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・前編)についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・前編)
【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・後編)
【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・後編)は、こちらからご覧になれます。
前編をご覧のなった方は、合わせてご覧くだださい。
【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・後編)
【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・前編)
では、【調達・購買】調達担当者は品質トラブルにどう対応すべきか?(事例紹介・前編)についてお伝えしていきます。
自宅のユニットバスの壁面のつなぎ目にヒビが入ったことにより不動産会社さんと話をした結果、修理が難しいためユニットバスを交換することになりました。工事自体は無事終了しましたが工事を行って1ヶ月経過してから、シャワーの「水漏れ」が始まりました。蛇口をきつく締めても止まらず、ポタポタと水が漏れてきます。一晩だけで洗面器に水が溜まってしまう状況でした。
すぐに不動産会社さんに連絡を取り、シャワーの蛇口部分の部品(水栓)の交換を行うことになりました。水漏れは止まりましたが、また起こることが心配だったので、原因を調べてもらうようにお願いしました。
水漏れの原因はわからず・・・
メーカーさんの指定工事代理店さんが部品を分解して調べたところ、水漏れの原因となるヒビなどは見当たりませんでした。メーカーさんでは検査機械を使って出荷しているという回答でした。その回答を受けて「新しい部品に交換したんだし大丈夫だろう」と思い、半年が経過したところ、2回目の水漏れが発生しました。改めて不動産会社さんと話をして、別のメーカーさんで同じタイプの部品があるということで、その部品に交換することで水漏れが止まりました。
半年間で2回の部品交換を行うことになった原因はどこにあったのか、不動産会社さんに改めて確認したところ、以下のような回答をいただきました。
不動産会社さんの回答
- 水漏れの件で2回も部品を交換することになり申し訳ございません。
- 速やかに部品交換するという形で迅速に対応いたしました。
- メーカーさんでは、部品の不具合があった際の原因特定を行っておりません。
メーカーさんは部品の不具合があった場合、交換対応することで責任を果たしているということになります。不動産会社さんによると、それが一般的な対応だというお話しもありました。
ここからは、クレームというよりも事情を確認したいという趣旨で、不動産会社さんに了承を得てメーカーさんに電話してお話を伺うことにしました。メーカーさんの回答は以下のとおりでした。
メーカーさんの回答
- 今回の水漏れの件について履歴を確認することできませんでした。
- 現状では指定工事代理店さんに部品交換の依頼をされた場合、メーカーさんに情報共有される仕組みになっておりませんでした。(メーカーさんの営業所に依頼があった場合は情報共有される仕組みになっています。)
- 今後は、指定工事代理店さんとも連携を取って情報共有を行い、ご迷惑をおかけしないように対応いたします。
つまり、品質トラブルの件は指定工事代理店さんからメーカーさんには情報共有されない仕組みになっているため、部品の不具合があってもスルーされてしまうということが問題だということがわかりました。
次回は、今回のようなケースで調達部門として対応すべきことについてお伝えしていきます。
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