取り組む姿勢を変えるために必要なマインド① 主体性
1つ目は、主体性です。
仕事への取り組む姿勢の中で最も基本的なマインドです。部下に以下のような様子が感じられたらマインドセットが必要です。
マインドセットが必要なふるまい
- 上司が指示をしないと行動できない
- 上司から促さないと「報告・連絡・相談」をしない
- 新しい仕事を任せようとすると渋る
- 会議で発言しない
- モチベーションが低い
主体性を持たせるには、「担当する仕事は自分が主役である」という意識づけを行うことが大切です。日頃から、「Aさんには〇〇の仕事を任せたいので、できるようにがんばってほしい」ということを伝えていきましょう。
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取り組む姿勢を変えるために必要なマインド② 自責思考で考える
2つ目は、自責思考で考えることです。
自責思考とはなんでしょうか?他責思考と比較しながら見ていきましょう。
自責思考の人は、失敗した時にその原因は自分にあると考えることができるので、自分で原因を特定して改善するために行動することができます。
他責思考の人は、失敗した時にその原因は他人にあると考えることによって、自分は悪くないという言い訳や責任逃れをしてしまい、問題が解決されず、さらなるトラブルに発展する場合もあります。
他責思考の部下には自責思考を持って対応できるよう、調達マネジャーさんのサポートが必要です。
詳しくは、以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
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取り組む姿勢を変えるために必要なマインド③ 問題解決に向けて粘り強く取り組む
3つ目は、問題解決に向けて粘り強く取り組むことです。
調達部門の仕事の特徴を一言で言ってしまうと、「板挟み」という表現がぴったりきます。以下のような問題を抱えていないでしょうか?
- 関係部門と取引先との間に入って板挟みになることが多々ある
- 関係部門に「声の大きい人」がいて、話がまとまらない
- 取引先のベテラン営業パーソンが頑固で交渉が進まない
調整や交渉の仕事は一人でコントロールできないだけに、日々問題を抱えて仕事をしなければなりません。私も調達業務を13年余り経験しているのでお気持ちはよくわかります。
取り組み姿勢としてまず大切なことは、難しい問題でも簡単に諦めないことです。状況や関係者の事情をよく理解した上で、解決の選択肢を考えていくには、粘り強く取り組む姿勢が必要です。
では、調達マネジャーさんはどうやってサポートすればいいのでしょうか。まず必要なことは「動機づけ」です。なぜ難しい問題に取り組んでほしいのでしょうか?調達マネジャーさんのお言葉で伝えていきましょう。
「動機づけ」に関連する内容については、以下のブログでもお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
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取り組む姿勢を変えるために必要なマインド④ 変化を楽しむ
4つ目は、変化を楽しむことです。
取り組む姿勢を変えていくには、「現状維持でいいや」という姿勢を改めていく必要があります。以下のような様子が感じられたらマインドセットが必要です。
現状維持を好む部下の特徴
- 環境や周囲の変化に関心がない
- 現状に満足している
- 変化に対して抵抗感がある
変化を楽しめるようになるには、新しいことにチャレンジして取り組んでみることが大事です。「やってみたら意外と簡単にできた」「できるようになったら楽しくなってきた」といった感覚を持てるようになってくると、変化に対しての抵抗感がなくなっていきます。
関連する内容について、以下のブログでもお伝えしますので、合わせてご覧ください。
現状維持を好む部下をチャレンジさせるためのポイント3つ
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取り組む姿勢を変えるために必要なマインド⑤ 主体的な貢献意欲を持つ
5つ目は、主体的な貢献意欲を持つことです。
主体的な貢献意欲とは、
のことです。
上司や先輩の指示・命令ではなく、自ら進んで役立ちたいという思いを持つことは、取り組む姿勢を変えるために欠かせない要素になります。
主体的な貢献意欲を高めるためには、「応援マインドセット」を行うことをおすすめしています。
以下のブログでも詳しくお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
部下の「主体的な貢献意欲」を高める応援マインドとは?
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まとめ