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入社3年目調達担当者が社内でリーダーシップを発揮するために必要な3つのマインド

入社3年目調達担当者が社内でリーダーシップを発揮するために必要な3つのマインド


  • 入社3年目の部下がいる・・・。
  • そろそろ関係部門との調整を任せたいが不安がある・・・。
  • 入社3年目調達担当者が社内でリーダーシップを発揮するためのポイントを教えてほしい!

「ちゃんと関係部門とコミュニケーションを取って調整できるだろうか?」と心配になりますよね。


社内の関係部門と話をするときに必要な応援マインドをご存じですか?


具体的なコミュニケーションの取り方を指導する前に、まずマインドセットから始めることをおすすめしています。



今回は、入社3年目調達担当者が社内でリーダーシップを発揮するために必要な3つのマインドについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


入社3年目調達担当者が社内でリーダーシップを発揮するために必要な3つのマインド


関係部門を巻き込んで仕事をするための3ステップとは?

まず、前段階のお話しとして、関係部門を巻き込んで仕事をするための3つのステップについてお伝えします。

関係部門を巻き込んで仕事をするための3つのステップ

  • ステップ1 顔と名前を知ってもらう
  • ステップ2 関係づくりをする
  • ステップ3 協力してほしいことをお願いする
この3つのステップに沿って進めていくことができるように部下をフォローすると、関係部門を巻き込んで仕事をすることができます。

詳しくは、以下のブログでご紹介していますので、合わせてご覧ください。

入社3年目調達担当者が関係部門を巻き込んで仕事をするための3ステップ

入社3年目調達担当者が関係部門を巻き込んで仕事をするための3ステップ 入社3年目の調達担当者がいる・・・。そろそろ関係部門とも協力しながら仕事を進められるようになってほしい・・・。関係部門を巻き込んで仕事ができるようになるための方法が知りたい!このような課題をお持ちの調達マネジャーの方へ。関係部門との連携はと...
 


マインド① 相手の事情を理解することから始める

では、本題です。社内でリーダーシップを発揮するために必要な3つのマインドのうちの1つ目は、相手の事情を理解することから始めることです。

一方的にこちらの主張を繰り返していても話がまとまりません。まずは、相手がどんな状況なのかを理解することから始めます。例えば以下のような内容です。

(例)生産管理部門に対してコストダウン活動に協力してほしいとき

  • 優先順位の高い仕事はなにか?(生産性向上、在庫削減、ジャストインタイムの実現等)
  • 調達部門に求めていることはなにか?(納期遵守、リードタイム短縮等)
  • コストダウンに協力的か?消極的か?(あまり関心がなく消極的等)
  • コストダウン活動に協力してもらう際の課題や障害はあるか?(コストダウンより納期遵守を優先する傾向がある等)
  • 関係部門の担当者の仕事状況は?(仕事のキャパ、抱えている問題等)

部下はどの程度、事情を理解しているでしょうか?もし、あまり理解できていないようであれば、部下に質問をしながら整理する機会をつくりましょう。


マインド② 自分は「こうしたい!」という考えを持つ

2つ目は、自分は「こうしたい!」という考えを持つことです。

社内でリーダーシップを発揮していくためには、「こうしたい!」という考えを持ち、方向性を示す必要があります。そうしなければ、相手の事情に振り回されてしまい、いつまでたっても話をまとめることができません。話をまとめることができないと結論を先送りして「現状維持」になってしまいます。

  • これまでの進め方 ⇒ 相手の事情に振り回されて結論を先送りしてしまう
  • これからの進め方 ⇒ 「こうしたい!」という方向性を示してリーダシップを発揮する
では、どうしたら「こうしたい!」という方向性を示してリーダーシップを発揮することができるでしょうか?ポイントは以下のとおりです。

「こうしたい!」という考えを持つためのポイント

  • 担当する取引先との交渉窓口であるという自覚を促す
  • 相見積もりを行う際、条件を比較してどの選択がいいか考える機会をつくる
  • 考えを持つためのヒントを用意しておく(前提となる調達方針、調達基準などの捉え方など)

部下はどの程度「こうしたい!」という考えを持っているでしょうか?もし、あまり持っていないようであれば、部下に質問をしながら考える機会をつくりましょう。


マインド③ 主体的な貢献意欲を持つ

3つ目は、貢献意欲を持つことです。

関係部門と話をまとめるときには、100%関係部門の要望に沿った結論にならないことがあります。むしろ、そういうケースの方が多いと思います。そんなときに「調達部門のAさんが言うことだから大丈夫。それでお願いします。」という関係づくりができているかどうかが重要です。そのためには、主体的な貢献意欲を持っているかどうかにかかっています。

なぜなら、
  • 自分たちの都合を優先して、強引に話をまとめようとする
  • 相手の事情を最大限配慮した上で、最適な選択肢を用意して合意する
どちらがリーダーシップを発揮できるでしょうか?前者で進めてばかりいると関係が悪化してしまいますよね。

「相手の事情を理解してできることで協力する」という主体的な貢献意欲を持つこと。

部下に関係部門との調整を任せる前に、このマインドセットから始めていきましょう。



まとめ

  • マインド① 相手の事情を理解することから始める
  • マインド② 自分は「こうしたい!」という考えを持つ
  • マインド③ 主体的な貢献意欲を持つ

関係部門との調整は、同じ会社とはいっても役割や仕事の優先順位が異なるので注意が必要です。話をまとめるときに、その判断が関係者にとってプラスになることだということを伝えられるようになることが重要です。

そのときに大切になってくるのが、主体的な貢献意欲を高める「応援マインド」です。「自分たちの都合だけを押しつけず、相手が望むゴールを達成するためにどんな協力ができるか」を考えて行動することができるようになる応援マインドセットを始めていきましょう!


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