調達・購買部門出身の研修講師・コンサルタントが調達・購買部門の自律型人材育成を応援します!

受付時間:10:00〜18:00 定休日: 土日祝

  1. ブログ
  2. 「モチベーション」関連記事
  3. 難しい仕事へのやる気が低下している部下を動機づけるポイント3つ
 

難しい仕事へのやる気が低下している部下を動機づけるポイント3つ

難しい仕事へのやる気が低下している部下を動機づけるポイント3つ


  • 難しい仕事が思うように進まなくてやる気をなくしている部下がいる・・・。
  • 様子を見ていると環境のせいにしてあきらめてしまっているようだ・・・。
  • 難しい仕事でも最後までやり切るように動機づけするポイントを知りたい!


たとえば、部門方針で「値上げ抑制」や「コスト削減」があったとして、「世の中が値上げを認めようという流れですから厳しいですよ。」というようなことを言っている部下はいませんか?


こんな部下の声を聞くと、どうやって動機づけしたらいいか悩みますよね。


こういうときは、「部下の状況に応じて、コーチングとティーチングを使い分けるといいですよ」とお伝えしています。


今回は、難しい仕事へのやる気が低下している部下を動機づけるポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。



難しい仕事へのやる気が低下している部下を動機づけるポイント3つ



 動機づけるポイント① 傾聴で部下の本音を見極める

1つ目は、傾聴で部下の本音を見極めることです。


難しい仕事に対して部下がどう思っているのか、部下との会話や他のメンバーとどのような話をしているか確認します。ポイントは2つです。


  • (1)やるべきことはわかっているが、ハードルの高さに圧倒されてしまい行動がストップしている          ⇒ コーチングでフォロー
  • (2)やるべきことがわからず、何から手をつけていいか悩んでしまい行動がストップしている            ⇒ ティーチングでフォロー
(1)と(2)の見分け方は、マネジャーから見て、やるべきことがわかっているかどうかで判断します。

部下に進捗状況を確認したときに、計画に具体性があってこのまま進めていけば結果につながりそうだと思えば、動機づけの部分をコーチングでフォローします。計画に具体性がなく、このまま任せていても進まないだろうなと思えば、行動計画の部分をティーチングでフォローします。



動機づけるポイント② やるべきことがわかっている部下をコーチングでフォローする

2つ目は、やるべきことがわかっている部下をコーチングでフォローすることです。ポイントは3つです。


  • (1)部下のやる気が低下している原因を特定する
  • (2)特定した原因に対しての受け止め方や考え方について話し合う
  • (3)部下が納得できたら、後押しする言葉をかける

(例)値上げ抑制に取り組む部下の場合
  1. やる気が低下している原因は、取引先との交渉がうまくいっていないことのようだ
  2. 部下にうまくいかない理由についていくつか質問するうちに、結果を急ぎすぎて一方的に要求していたことに気づいてくれた
  3. 取引先の事情や要望をよく確認した上で、もう一度話をしてみようと伝えた

難しい仕事をしていてやる気が低下する一番の原因は思うように進められないときですよね。しかし、部下がなにが原因でうまくいっていないのか気づいていないことがあります。そこをコーチングで質問しながら整理してあげることで、軌道修正することができてやる気も上がってきます。

易しい仕事であればすぐに気づくことができるのに、難しい仕事へのハードルの高さに圧倒されてしまい気づけないこともあります。そこをコーチングでフォローしていきましょう。



動機づけるポイント③ やるべきことがわかっていない部下をティーチングでフォローする

3つ目は、やるべきことがわかっていない部下をティーチングでフォローすることです。ポイントは3つです。


  • (1)やるべきことの手順を説明する
  • (2)手順ごとの段取りすべきとや注意点を説明する
  • (3)部下のレベルに合わせて途中経過を報告してもらいフォローする


(例)値上げ抑制に取り組む部下の場合

  1. 交渉する取引先の優先順位をつける(取引額の大きい取引先など)
  2. 取引条件やこれまでの交渉経過について取引先ごとに整理して交渉ストーリーを決める
  3. 交渉ストーリーを決めた段階で、交渉前に報告してもらう

やるべきことがわからず、なにから手をつけていいかわからない部下には、仕事を始めてから終わるまでの流れを説明して全体像を理解させることが大切です。

新人でもベテランでもこの仕事の流れが理解できていない人は途中で迷子になってしまい、なにをしていいかわからなくなってしまうものです。それぞれのタスクの進め方を指導しつつ、流れに沿って進められているかチェックしながら対応していきましょう。


関連した内容で、入社3年目社員に成長を促す際に動機づけが必要な理由4つについて、以下のブログでお伝えしていますので合わせてご覧ください。

入社3年目社員に成長を促す動機づけが必要な理由4つ

入社3年目社員に成長を促す動機づけが必要な理由4つ 入社3年目で期待している部下がいる・・・。最近、仕事へのモチベーションが低い気がする・・・。なぜ、モチベーションが低いのか原因を教えてほしい!といったお悩みを抱えているマネジャーの方へ。「ちょっと前まで前向きに取り組んでいたのに最近どうした...
 


まとめ

  • 動機づけるポイント①は、傾聴で部下の本音を見極めて、コーチング・ティーチングのどちらでフォローするか判断する
  • 動機づけるポイント②は、やるべきことがわかっている部下にはコーチングでやる気が低下している原因を特定し、対応を話し合った上で行動を後押しする
  • 動機づけるポイント③は、やるべきことがわかっていない部下にはティーチングで仕事の全体像を示した上で指導し、途中経過を報告してもらいフォローする

難しい仕事を任せるときは、会話をしながら部下の状況を見極めた上で、フォローの方法を使い分けるとうまくいきますので、ぜひ試してみてくださいね。


新型コロナウイルスの影響が続く中、人事部が積極的に従業員のモチベーション向上に関わり、従業員満足度の向上につなげていきたいとお考えの人事部様、研修担当者様向けに「部下のモチベーションアップ」研修に関するご相談を無料でお受けしています。



お気軽にお問い合わせください。

     ↓

ご予約・お問い合わせ
関連エントリー

 応援のチカラ 

まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

電話番号:090-4593-3959

受付時間:10:00〜18:00

定休日 : 土日祝

所在地 : 神奈川県川崎市中原区下小田中1-32-5  会社概要はこちら

お問い合わせ