- ミスを繰り返す部下がいる・・・。
- 何度注意しても同じミスを繰り返すので頭が痛い・・・。
- ミスを繰り返す部下をどう指導したらいいか教えてほしい!
何度も同じミスを繰り返す部下にどう対処したらいいのか、わからないとつらいですよね。
もしかしたら、ミスを一括りにしないで3タイプに分類してみると、部下への対処法が見えてくるかもしれません。
今回は、ミスを繰り返す部下への対処ポイントとは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
ミスを繰り返す部下への対処ポイントとは?
エラーの3タイプとは?
まず、エラーの3タイプについて見ていきましょう。ミスを繰り返す部下はどのタイプでミスを繰り返していますでしょうか?
【エラーの3タイプ】
1つ目は、スリップです。行動した際にその場で間違えることです。
(例)
- ボタンの押し間違える
- メールの宛先選択を間違える
- 郵送書類の住所を間違える
2つ目は、ラプスです。行動自体を忘れてしまうことです。
(例)
- 交通費の精算処理を忘れる
- マネジャーへの報告を忘れる
- お客様への連絡を忘れる
3つ目は、ミステイクです。行動する前の計画段階で間違えることです。主な原因は認識を間違える(勘違い)ことにあります。
(例)
マニュアルを間違って解釈していた
マネジャーの話を間違って理解していた
トラブル対応で事実を誤認してしまった
タイプ別の対処ポイントとは?
では、エラーの3タイプそれぞれの対処ポイントについて見ていきましょう。
スリップ(間違える)への対処ポイントは、間違えないようにするための工夫をすることです。
(例)
- 間違えないように指差し確認しながら行う
- 間違えないようにマニュアル(記入例)を横において確認しながら行う
- 行った後、間違えていないかもう一度確認する
- 同僚など周りの人に二重チェックしてもらう
ラプス(忘れる)への対処ポイントは、忘れないようにするための工夫をすることです。
(例)
- スケジュール帳などにメモしておく
- スマホでアラームをセットしておく
- 始める前に1つ1つの手順を確認してから行う
- 報告など行うタイミングがあいまいな場合は決めてから行う
ミステイク(計画段階で間違える)への対処ポイントは、認識間違い(勘違い)の内容に工夫をすることです。
(例)
- 部下からの報告・連絡・相談の内容で、あいまいな部分は質問をして確認する
- 部下が叱られる(怒られる)ことを嫌がって事実を正確に伝えようとしない場合は、「ミスをしないように一緒に考えよう」と伝えてから話を聞く
- 指示を出したときは、その内容を部下に復唱してもらい認識間違いがないようにする
- エラーには、「スリップ」(間違える)・「ラプス」(忘れる)・「ミステイク」(計画段階で間違える)の3つのタイプがある
- 「スリップ」(間違える)への対処ポイントは、「自分自身で確認しながら行う」「周りの人に二重チェックしてもらう」
- 「ラプス」(忘れる)への対処ポイントは、「スケジュール帳などにメモする」「報告など行うタイミングがあいまいなものは、あらかじめ決めておく」
- 「ミステイク」(計画段階で間違える)への対処ポイントは、「認識間違えがないように事実関係を確認する」「指示を出すときは部下に復唱してもらう」
ミスを繰り返す部下には、まずどのタイプのエラーをしているのか分類してみてください。対処ポイントを参考にして部下を指導していきましょう!
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