「最近、部下がやる気なさそうにしているのでなんとかしたい・・・。」
「部下の得意なことや強みを伸ばして、やる気を引き出して仕事を任せたい!」
部下に仕事にやりがいを持って仕事をしてもらいたいと思っているマネジャーの方へ。
才能には、2種類あることってご存知でしょうか?
部下が気づいていない才能を伸ばしてあげることが大事です。
- 部下が気づいていない才能に注目して共有する
- 部下に自信が生まれて、もっとやってみようと思うようになる
今回は、部下をやる気にさせる才能の引き出し方についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下をやる気にさせる才能の引き出し方1、2種類の才能とは?
まず、2種類の才能について見ていきましょう。
1つ目の「努力しなくてもすぐにできてしまう才能」は本人も自覚しています。「これってすぐにできるんだから得意なことだな」と思う人が大半ですよね。
マネジャーの方には、2つ目の「努力してできるようになった才能」に注目していただきたいのです。
なぜなら、本人は「努力してようやくできるようになったので得意なことではない」と思っているからです。
努力してできるようになった才能を伸ばす後押しができるようになると、本人にとって自信になり「もっとできるようになりたい!」というやる気を引き出すことができるのです。
2、部下の才能を引き出す観察ポイント2つ
2つ目は、部下の才能を引き出す観察ポイントについて見ていきましょう。
ポイント① 部下が努力してできるようになったことに注目する
ポイント①は、部下が努力してできるようになったことに注目するということです。部下の仕事ぶりを振り返ってみましょう。ポイントは、これまで指導したり、フォローしたりしてきたのに、最近は任せても大丈夫だなというものに注目することです。
(例)
- これまでいまいちだった電話応対が、最近良くなってきた。お客様からの評判もいい。
- これまで物足りなかったミーティングでの発言が、積極的にできるようになってきた。
ポイント② どのようにして部下ができるようになったのか把握する
ポイント②は、どのようにして部下ができるようになったのかを把握するということです。部下や他のメンバーの話を聞き、要因を把握していきます。
(例)
- 先輩のアドバイスが役立ちできるようになった
- 何度も繰り返し経験する中で自分で工夫してできるようになった
3、部下の才能を伸ばす仕事を任せる3ステップ
3つ目は、部下の才能を伸ばす仕事を任せる3ステップと例を見ていきましょう。
(例)
- お客様との電話対応ができるようになったので、指導役の部下にもフォローしてもらいながら、お客様との商談を任せていく
- ミーティングで発言ができるようになったので、本人が工夫してできるようにフォローしながら、進行役も任せていく
- 才能には、「努力しなくてもすぐにできてしまう才能(本人の自覚があることが多い)」と「努力してできるようになった才能(本人の自覚がないことが多い)」の2種類ある
- 部下の才能を把握するには、「これまで指導・フォローしていたが、最近任せられるようになったことに注目する」「できるようになった要因を把握する」
- 部下の才能を伸ばす仕事を任せていく際は、「努力してできるようになった才能」と「できるようになった要因」を共有した上で、新たな仕事を任せていく
才能を引き出すには、部下がどうやってできるようになったのかを観察する必要があります。日頃から部下からの報告、仕事の進め方、成果など、部下の「いつもと違う」に気づけるように観察することを始めていきましょう。
また、本人はできるようになったら次の課題に目が行きがちなので、マネジャーが意識して部下にもできるようになったことを振り返る時間をもつように促していくと、自分でも才能に気づく機会が増えていくと思います。
新型コロナウイルスの影響が続く中、人事部が積極的に従業員のモチベーション向上に関わり、従業員満足度の向上につなげていきたいとお考えの人事部様、研修担当者様向けに「部下のモチベーション向上」研修に関するご相談を無料でお受けしています。
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