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年上部下を指導する時に注意するポイント3つ

年上部下を指導する時に注意するポイント3つ

 


「年上部下が中途採用で入ってきたけど、どうやって指導しようかな?」

「プライドが高い年上部下は、正直話をするのが苦手だな・・・。」

  

といった年上部下のお悩みを抱えているマネジャーの方へ。

 

モヤモヤする原因は、「年上部下に苦手意識を持つ原因がわからないから」かもしれません。

 

 

今回は、年上部下に苦手意識をもってしまう原因3つをご紹介した上で、年上部下を指導する時に注意するポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


年上部下を指導する時に注意すポイント3つ

年上部下の指導が難しい理由3つ

まず、年上部下の指導が難しい理由3つを見ていきましょう。



理由① 指導経験がない

1つ目は、指導経験がないということです。経験のないことに取り組むには慣れる必要があり、どうしても難しく感じるものです。管理職について年齢でも性別でも、それまで経験したことがない部下ができた時は、今までのやり方で指導するとはいかないため、新たな留意点を気にしながらマネジメントする必要が出てきます。それまで年上の部下を指導した経験がないと、どうしても難しいと感じてしまうものです。

理由② 年上のプライド

2つ目は、年上のプライドということです。仕事では年齢よりも実務能力が重視されるのは仕方ないとはいえ、年下に指導されるのに微妙な気持ちを抱く年上部下も少なくありません。年下の上司に指導されて、「年下のくせに偉そう」とか「年長者に対する配慮がない」と愚痴をこぼす人を見たことがある方も少なくないはずです。部下とはいえ、年上のプライドには配慮しなくてはならないので、指導するのが難しく感じてしまうものです。

理由③ 年功序列社会

3つ目は、年功序列社会ということです。日本の社会は、年下よりも年上のほうが偉いという考え方がまだまだ根強いです。職場のみならず、年齢が上というだけで高圧的な態度で接してきたり、自分を敬うように求めてくる人は少なくないですよね。年功序列の考え方がしみついていて、年上の部下に「指示や教育するのは気が引ける」と考えてしまうものです。


2、年上部下を指導する時に注意するポイント3つ

では、年上部下を指導する時に注意するポイント3つについて見ていきましょう。


①最初の面談で年下上司への抵抗感の有無を確認する

1つ目は、最初の面談で年下上司への抵抗感の有無を確認することです。

(例)
  • 年下の上司と仕事をした経験はありますか?
  • 年下の上司と仕事をすることについて何か不安はありますか?
  • もし、仕事をしていく中でやりづらいことがあれば遠慮なく言ってくださいね。
もし、年上部下をマネジメントするのが未経験でしたら、「始めてなので行き届かない点がありましたら言ってください。」と伝えておくだけでも、相手への印象が変わってきます。

②基本は困ったことがあったら相談に乗るスタンス

2つ目は、基本は困ったことがあったら相談に乗るスタンスでということです。新入社員と違い経験を積んできているので、手取り足取り指導する必要はないからです。でも、困ったことがあったときは、気軽に相談できることを伝えておくことが大事です。

なぜなら、
  • こんな初歩的なことを聞いてもいいのかな?
  • 「こんなこともできないの?」と言われるのは嫌だな・・・
すぐに相談することができれば済むのに、年上ということを気にして躊躇してしまうことで、「仕事が進まない」「仕事を覚えられない」といったことを避けるためです。

③言葉づかいなど接し方に不満があれば遠慮せず言ってもらうように伝える

3つ目は、言葉づかいなど接し方に不満があれば遠慮せず言ってもらうように伝えることです。年上部下に対して敬意を持って接していても、指導されることに対して、時には快く思わない場合も出てくるでしょう。

そんなときは、指導する際に確認していきましょう。

  • もし、今お話ししたことで気に障ることがあるようでしたら遠慮なく言ってください。
  • 直すべきことがありましたら正していきますので。

3、年上部下に応援してもらえるマネジャーになるポイント3つ

最後に、年上部下に応援してもらい、マネジャーの心強い味方になってもらうポイントをご紹介します。

①頼りにする

1つ目は、頼りにすることです。年上部下には「自分のほうが経験は上」「実際の実力では負けない」など年上ならではの自負があるものです。時には、年上の部下に「信頼している」ということを言葉にして伝えて、頼りにしているという気持ちを示しましょう。上司に頼られていると実感してもらうことで、年上部下のやる気を引き出し、モチベーションを高めることができます。

②相談したり、意見を求める

2つ目は、相談したり、意見を求めることです。相手は部下とはいえ、年上の社員が持っている、ベテランならではの経験や知識は頼りになるものです。時には、立場などにこだわりすぎずに、年上部下に仕事上の相談や意見を求めてみるのもおすすめの方法です。年上部下の知識や経験は、チームの重要な戦力になりますし、年上部下のモチベーション向上にも繋がります。

 

③共感してもらえるビジョンを共有する

 

3つ目は、共感してもらえるビジョンを共有することです。志のあるマネジャーには、年上部下も協力したい、応援したいと思ってもらえるものです。

  • 会社の発展のために、〇〇部門の役割を果たせるようにやっていきたいんです。
  • 〇〇部門のメンバーが、働きやすい職場にしていきたいんです。
このようなビジョンを年上部下に「ぜひ、力を貸してください。」と伝えることが大切です。

まとめ

  • 年上部下の指導が難しい理由は、「指導経験がない」「年上のプライド」「年功序列社会」
  • 年上部下を指導する時に注意するポイントは、「最初の面談で年上上司への抵抗感の有無を確認する」「基本は困ったことがあったら相談に乗るスタンス」「言葉づかいなど接し方に不満があれば遠慮せず言ってもらうように伝える」
  • 年上部下に応援してもらえるマネジャーになるポイントは、「頼りにする」「相談したり、意見を求める」「共感してもらえるビジョンを共有する」

 

言葉づかいや年長者への敬意を忘れずに接しながら、年長者ならではの経験、知識、スキルをどう部門の仕事に活かせるかを考え、活躍できそうな仕事を任せていきましょう。もし、腹を割って話せる関係をつくれたら、年上部下が心強い味方になってもらえるはずですよ。


 

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