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若手社員の内的動機づけを阻む4つの課題

若手社員の内的動機づけを阻む4つの課題




  • 部下をやる気にさせたい
  • 若手のハングリーさがなくなってきている
  • 自分で壁を乗り越える力をつけさせたい


各事業部・各部署のマネジャーからこのような相談を受けている人事課長の方へ。


若手社員が日々向き合っている課題があることについてご存じでしょうか?


部下へ内的動機づけを促してしていくときに、若手社員がどんなと課題と向き合っているのがわかれば、おのずと対処法がわかってきます。


今回は、若手社員の内的動機づけを阻む4つの課題についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


若手社員の内的動機づけを阻む4つの課題

内的動機づけを促す3つの欲求とは?

まず、前提となる内的動機づけ(自分の内側からおこる意欲)を促す3つの欲求についてお伝えしていきます。

  • 「有能感」は自分の能力とその証明に対する欲求
  • 「関係性」は周囲との関係に対する欲求
  • 「自律性」は自己の行動を自分自身で決めることに対する欲求

この3つの欲求を高めていくことで内的動機づけを促すことができると、アメリカの心理学者であるエドワード・デシとリチャード・ライアンが、自己決定理論の中で提唱しています。

(ご参考)
内的動機づけについて
「自己決定理論」について

自己決定理論の土台を3つの欲求について

若手社員の内的動機づけを促す3つの欲求とは?

 

■内的動機づけを阻む4つの課題とは?

3つの欲求を高めていく中で、内的動機づけを阻む4つ課題についてお伝えしていきます。この4つの課題は、「これまで身につけた知識・学び・経験」「企業研修でご質問・ご相談いただく内容」を加味して課題を4つにグループ分けしたものです。



課題① 人間関係

仕事で関わる人間関係による影響によって生じる課題です。例えば、「同僚で苦手な人がいる」「会社や仕事へのグチや不満を言ってくる人がいる」といった周りにいる人とのネガティブな関係によって、モチベーションが低下するといった影響のことです。研修の最後に質疑応答を受けていますが、ほぼ毎回この課題に関するご質問があります。


課題② 仕事への取り組み方

仕事で直面する課題との向き合い方による課題です。例えば、「同じミスを繰り返ししまう」「仕事で抱える問題に対して消極的になっている」といった仕事への取り組み方に工夫や改善ができないことによって、モチベーションが低下するといった影響のことです。


課題③ 感情の整え方


大きくわけて2つあります。

  • 日々の感情の波による影響
  • 失敗との向き合い方による影響
日々の感情の波とは、モチベーションの上がり下がりについてです。例えば「今日はやる気がしないな」「どうも調子が悪い」といったことです。ずっとやる気に満ちている状態を継続できる人はなかなかいません。その上下する波の影響を受けすぎてしまうと仕事の質にムラが出てしまいます。

失敗との向き合い方とは、例えば「上司に厳しく叱られた」「会社に大きな影響を与えるミスをした」といったことです。失敗からの立ち直りに時間がかかるタイプの人は、モチベーションにも影響が出てしまいます。

課題④ 成長意欲

 

一つ上のレベルへ向かうことへの課題です。例えば、「できれば上のポジションで仕事をしたくない」「現状維持で仕事ができればいい」といったことです。もちろん、それぞれ事情があって出世を望まない人や病気・家庭の事情などより無理することができない人へ配慮することは必要です。


ですが、「今の仕事へのレベルアップをするための勉強をしない」「会社や所属部署の課題にも積極的に取り組まない」「担当する仕事を今までやってきたやり方で給料をもらえればいい」という考え方をもっているとモチベーションに影響が出てしまいます。


4つの課題にマネジャーはどう対処すべきか?

4つの課題に対して、マネジャーはが対処すべき3つのポイントをお伝えしていきます。

OJTでフォロー

所属部署の中で指導役の先輩社員をつけてフォローしていく形です。マネジャーよりも年齢が近いことにより、若手社員の悩みや気持ちを汲んで対応することできることがいい点です。なかには「メンター制度」を導入して他部署の指導役の先輩社員と定期的に面談する機会を用意して企業もあります。一方で自分自身が担当している仕事との兼ね合いもあって、細やかなフォローまで行き届かないという面もあります。

1on1でフォロー

定期的に部下との面談の時間を確保してフォローしていく形です。マネジャーから話をするというよりも部下の方から相談を受ける時間を用意することで、普段なかなか話しづらいことでも、面談の中で解決していくことで内的動機づけをサポートすることができます。一方でマネジャー自身も複数の部下を抱えていたり、プレーイングマネジャーの場合、時間を確保できないという面もあります。

研修でフォロー

外部研修を行う形です。形式は2つあります。

  • 部下が研修を受講する
  • マネジャーが研修を受講する
部下自身が受講する形式では、自分自身で「モチベーションマネジメント」を行い、内的動機づけできるようにしていきます。

マネジャーが受講する形式では、マネジャーが部下の内的動機づけを促していくための知識・考え方・スキルを身につけていきます。

まとめ

  • 内的動機づけを阻む4つの課題がある
  • 4つの課題とは、「人間関係」「仕事への取り組み方」「感情の整え方」「成長意欲」
  • マネジャーの対処ポイントは、「OJT」「1on1」「研修」がある
マネジャーさんのお話しを伺うときに、マネジャーさんの部下の方がどんな内的動機づけの課題を持っているのかという点に注目してみましょう。優先順位の高い課題がわかれば対処法が見えてくると思います。


新型コロナウイルスの影響が続く中、人事部が積極的に従業員のモチベーション向上に関わり、従業員満足度の向上につなげていきたいとお考えの人事部様、研修担当者様向けに「部下のモチベーション向上」研修に関するご相談を無料でお受けしています。

 

 

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