「関係部門に苦手な人がいて、仕事をお願いしづらい…。」
「関係部門にコストダウンの協力をお願いすると断られてしまう…。」
そう感じながら調達部門で仕事をされている方、いらっしゃいませんか?
関係部門に協力してもらえるようになるための「社内コミュニケーション力の高め方」について、複数回に分けて解説しています。
今回は、相手が「また、あなたと一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるようになるために欠かせないコーチングスキルについてお伝えします。
それでは、「社内コミュニケーション力の高め方③についてお伝えします。」についてお伝えしていきますね。
前回は、いきなり話をしようとする前に、「対話の準備」をしましょうというお話をしました。
【ポイント1】 「傾聴スキル」で、相手の状況を理解する
まず、「傾聴」で相手の状況を理解します。
あなたが、仕事を依頼するときに、相手がどんな状況なのかを理解するために話を聴きます。
傾聴することで、「この人は一方的に仕事をお願いする人ではないな」という安心感をもってもらえます。
【傾聴のポイント】
1、「最近の状況を聴く」(最近、お仕事お忙しいですか?)
2、「優先順位の高い仕事について聴く」(今、一番時間をかけてやっているお仕事はなんですか?)
3、「 興味・関心のあることについて聴く」(休みの日はなにをして過ごしていますか?)
【ポイント2】 「質問スキル」で、すべきことを具体化する
次に、相手にしてほしいことについて質問しながら具体化していきます。
「いつまでに」「なにを」「どうやって」「してもらうのか」を確認しておくことで、「話が違う」ということにならないようにするためです。
(例)【コストダウンを進めるために技術評価を依頼する】
1、「〇〇部品の技術評価をお願いできますでしょうか?」(了解しました。)
2、「技術評価は、どんなことをされるのですか?」(試験を行います。)
3、「技術評価は、どのくらい時間がかかりそうですか?」(一週間くらいです。)
4、「いつごろまでにできそうですか?」(〇日までにはできそうです。)
5、「なにかお手伝いすることはありますか?」(取引先から〇〇資料をもらえると助かります。)
【ポイント3】 「承認スキル」で、得られた結果を一緒に受け止める
最後に、「承認」で、得られた結果を一緒に受け止めます。
依頼した仕事をやってもらえたことに対して感謝の気持ちを伝えていますでしょうか?
「やってもらって当たり前」という姿勢では、「また、この人と一緒に仕事がしたいな」と思ってもらえません。言葉にして相手に伝えることがポイントです。
(例)【技術評価を対応してもらえたことについて】
1、「お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。」
2、「〇〇さんに、ご対応いただいてとてもうれしいです。」
3、「また、機会がありましたらよろしくお願いします。」
まとめ
コーチングスキルを活用すると、「強引に相手を動かそうとする」「遠慮してきちんと伝えられない」ということがなくなりますので、「また、あなたと一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるようになりますよ。
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