- 調達・購買部員の教育を計画しているが・・・。
- いろいろな教育方法があるのでどう決めたらいいかわからない・・・。
- 調達・購買部員の教育方法とその選び方を教えてほしい!
調達・購買部員の教育を検討されている調達・購買部門長・マネジャーの方へ。「どんな教育」を「どんな方法」で行えばいいか悩みますよね。
まず、教育方法の選択肢を理解した上で、選び方のポイントを押さえておくことが大切ですよとお伝えしています。
今回は、調達・購買部員の教育方法と選び方のポイントについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
調達・購買部員の教育方法と選び方のポイント
教育の選択肢は主に3つ
まず、教育の選択肢を確認していきましょう。以下の3つです。
- OJT(On the Job Training)
- OFF-JT(Off The Job Training)
- SD(Self Development)
①OJT(On the Job Training)
職場での実務を通じて知識やスキルを習得させる人材育成手法で、調達マネジャーや教育係の先輩部員が新任部員や後輩部員をマンツーマンで指導する形式です。
②OFF-JT(Off The Job Training)
職場外で行われる研修や学習で、日常の業務から離れて行われる座学の集合研修や、eラーニングなどがあります。③SDとの違いは、会社側が用意した研修や学習であることです。
自己啓発という形で、調達・購買部員自らの意思で能力やスキルを向上させることを指し、社内外のセミナーへの参加、本や動画による自主学習、業務に関連する資格取得、 eラーニングなどがあります。また、セミナー参加費用の補助や資格取得時の報奨金支給を行い、自己啓発を促す制度を活用している企業もあります。
選び方のポイントは、「目的」を意識することです。例えば以下のとおりです。
「目的」にあった選び方(例:取引先交渉に関する教育)
OJT形式で、調達マネジャーや教育係の先輩部員が業務の流れに沿って指導する
- 取引先交渉に関する知識やスキルを体系的に教育したい
OFF-JT形式で、外部講師による研修やセミナーを受講する
- 調達部員の希望により取引先交渉スキルのレベルアップを図りたい
SD形式で、調達マネジャーと相談の上、本人が希望する研修やセミナーを受講する
その他にも教育方法はあります。例えば以下のとおりです。
テーマを決めて、調達・購買部内で勉強会を開催するという教育方法です。例えば、取引先の倒産リスクに対応するために取引先の財務分析ができるようになるために、部内で勉強会を開催するというものです。調達・購買部員が担当する取引先を例に挙げながら話し合うことができると、より理解を深めることができます。
課題図書を決めて報告書を提出
課題図書を決めて報告書を提出するという教育方法です。調達マネジャーが学習してほしいテーマに関する課題図書を選び、期限を決めて調達・購買部員に報告書を提出してもらうという流れです。最近は、年に1冊も本を読まないという若い方も増えていますので、読書を習慣づけることにより、SD(自己啓発)を促していくという目的にされるのも効果的です。
まとめ
- 教育の選択肢は主に3つ(OJT、OFF-JT、SD)
- 選び方のポイントは、「目的」を意識すること
- その他の教育方法には、「部内勉強会」「課題図書を決めて報告書を提出」などがある
教育を選択する際は、「目的」を確認していただき、実務はOJT中心で難しい場合にOFF-JTも活用。体系的な知識やスキルを習得したい場合はOFF-JT中心に。調達・購買部員が主体的に学ぶ機会を持てるようにSD(自己啓発)を入れていくという形で3つの選択肢のバランスを意識しながら検討していただければと思います。
調達・購買部門の部門長様・調達マネジャー様向けに「調達・購買部門の人材育成」に関するご相談を無料でお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
↓
お問い合わせフォーム