調達・購買部員育成に必要な「人材育成の５ステップ」とは？

1. 業務プロセス（発注業務などのルーティンワーク）
2. QCD（品質・コスト・納期）の最適化（担当する取引先と交渉してより良い購入条件で調達する）
3. 取引先管理（取引先に関わるリスク（倒産リスク）をマネジメントする）
4. 開発購買（QCDの最適化を進めるために調達部門主導で関係部門と関わっていく）
5. ビジネススキル（調達・購買業務を行う上で必要なスキル（説明力など）の習得）

ステップ②　あるべき姿を定義する

• 調達・購買部員が最終的にどうなってほしいのかということを定義する

調達・購買部員のあるべき姿（例）

• レベル１　未経験
• レベル２　サポートがあればできる
• レベル３　1人でできる
• レベル４　人に指導できる

• ステップ①で洗い出したスキルごとに、スキルが身につけるために必要なことを書き出す

スキルマップ（例：QCDの最適化の場合）

• 計画（社内外関係者から情報収集して最適化の計画を立てられる）
• 交渉（社内外関係者と協力してQCD最適化へ向けて実行できる）
• 導入後のフォロー（採用された取り組みが定着できるようフォローできる）

ステップ④　部下と面談をする

部下との面談内容（例）

• 部下が設定した目標設定のブラッシュアップ（具体的な目標になっているかなどをチェックする）
• 部下が作成した行動計画のブラッシュアップ（目標に到達するまでのプロセスが具体的になっているかなどをチェックする）
• 定期面談での振り返り（定期的に面談を行い進捗状況の確認とフォローをする）

ポイント①　教育対象者を決める

ポイント②　教育形式を決める

• 調達・購買部門の教育担当者による指導
• 調達・購買部門内での勉強会
• 外部セミナーまたは研修の受講

ポイント③　日程を決める

• 調達・購買部門の教育担当者による指導（新入社員の配属予定日から指導開始）
• 調達・購買部門内での勉強会（月1回第一水曜日朝9時から開催）
• 外部セミナーまたは研修の受講（開催日程に合わせて申込み）