- 研修後に受講者アンケートを取っているが・・・。
- どう取り扱ったらいいかよくわらない・・・。
- 受講者アンケートの取り扱いポイントについて教えてほしい!
このような悩みをお持ちの研修担当者の方へ。
受講者アンケートの評価がいまいちだったり、ネガティブコメントを書かれてしまったときに、どう対応したいいか悩みますよね。
研修講師として受講者アンケートに関するスタンスを持って研修担当者の方と意見交換するようにしています。
今回は、【研修担当者向け】研修講師の視点から見た「受講者アンケート」の取り扱いポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【研修担当者向け】研修講師の視点から見た「受講者アンケート」の取り扱いポイント3つ
ポイント① 受講者のネガティブコメントに一喜一憂しない
1つ目は、受講者のネガティブコメントに一喜一憂しないことです。
受講者のネガティブコメントを1つ1つ取り上げて、「このコメントについてどう感じられますか?」「研修内容の中でどこか問題がありましたか?」と聞かれる研修担当者の方がいらっしゃいます。もちろん、ネガティブコメントがゼロになることに越したことはないのですが、書かれたネガティブコメントをどう受け止めて、どう対処したらいいかが重要だと考えています。
結論としては、ネガティブコメントを書いた受講者の方おひとりおひとりに事情を聞かないと真意はわからないということです。真意がわからない中で過剰に反応しても仕方ないというスタンスで受講者アンケートのコメントを拝見しています。
2つ目のポイントは、研修ゴールへの到達度をチェックすることです。
一方で、受講者アンケート自体に意味がないかというとそうではありません。受講者アンケートの目的を用意しておけば効果的に活用できます。それが、研修ゴールへの到達度をチェックすることです。
研修を企画するときには、研修目的や研修ゴールなどを設定します。その目的やゴールにどこまで到達できたのかをチェックするために受講者アンケートを活用しています。例えば、以下のとおりです。
- 研修で学んだ〇〇スキルが役立ったので、ぜひ職場で実践したい
- 仕事で抱えていた課題を解決するためのヒントが見つかったので実践していきたい
- 今までできていたと思っていたが、できていなかったことに気づいたので今後も学びたい
- 職場で話せない悩みや不安をグループ演習などで話すことができて有意義だった
このようなコメントが複数人出てきたら、多くの受講者の方が研修ゴールに到達できたと判断できます。研修実施前に受講者の方からどのようなコメントが出てきてほしいのかを研修講師と相談しておくと、満足度の高い研修にすることができます。
ポイント③ 研修講師への伝え方に注意する
3つ目は、研修講師への伝え方に注意することです。
研修担当者の方には、受講者アンケートに書かれたネガティブコメントを抜粋して、そのまま研修講師に共有される方がいらっしゃいます。ポイント①でお伝えしたように、コメントだけ拝見しても書かれた方の真意がわからずどう受け止めたらいいかわからないというのが研修講師の正直な気持ちです。研修講師に受講者アンケート結果を共有される場合は、以下の点に注意してください。
- 受講者アンケート結果だけをそのまま共有しない
- 研修担当者として感じたことを一言添えて共有する
- 研修講師に対して要望したいことがあった場合は、研修担当者としてどうして欲しかったのかを伝える
受講者の方の真意はわかりませんが、研修担当者の方のご要望としてお受けすることは可能ですし、むしろ、研修講師はお伺いしたいのです。
これが研修講師にとって一番つらいことです。どのような研修にしたいのかについて、ご遠慮なさらず率直にお伺いできたら嬉しく思います。
- ポイント① 受講者のネガティブコメントに一喜一憂しない
- ポイント② 研修ゴールへの到達度をチェックする
- ポイント③ 研修講師への伝え方に注意する
応援のチカラでは、ご事情やご希望をお伺いした上で、カスタマイズ研修をご提案することが可能です。お気軽にお問い合わせください。
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