- 部署異動で調達部門に配属された部下がいる・・・。
- ある程度キャリアを積んでいるのでどこから指導したらいいか悩んでいる・・・。
- 部署異動で来た新任調達担当者への指導ポイントについて教えてほしい!
このような悩みをお持ちの調達マネジャーの方へ。
新卒で入社した社員と違って、ある程度社内事情などを把握しているのでどこから指導したらいいか悩みますよね。
部署異動で配属された方を指導するときに気をつけてほしいポイントがあります。
今回は、【調達・購買】部署異動で調達部門に配属された新任調達担当者への指導ポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【調達・購買】部署異動で調達部門に配属された新任調達担当者への指導ポイント3つ
ポイント①「社内感覚」で取引先との調整・交渉をしない
1つ目は、「社内感覚」で取引先との調整・交渉をしないことです。
関係部門(生産管理部門や設計・技術部門など)から配属された方は、調達部門で仕事をしている人よりも取引先と調整・交渉する機会が少ないですよね。
もちろん、設計・技術部門の方ですと、取引先の営業担当者や技術担当者と打ち合わせする機会はあります。
しかし、「調達担当者」として、取引先の営業担当者と調整・交渉することとは違います。これまで配属されていた部署で、調達担当者へ依頼していたときのような社内の人と話をする感覚でコミュニケーションを取ろうとするとうまくいきません。
取引先の営業担当者の接し方も「調達担当者」と「関係部門の担当者」では変わってきます。「関係部門の担当者」として話をすることがなかったシビアな調整や交渉(値上げ要請への対応やコストダウン交渉、トラブル対応など)を行うことになりますので、その点についてきちんと説明しておきましょう。
ポイント② 会社を代表して対応しているという自覚を促す
2つ目は、会社を代表して対応しているという自覚を促すことです。
1つ目のポイントにも関連する話ですが、調達担当者は会社の代表として取引先の営業担当者と調整・交渉することになります。それだけコンプライアンス(法令遵守)に対しての自覚を持つことが求められます。
「下請法」はもちろんのこと、言葉遣いやふるまいなどについてもシビアに見られていますので、これまで配属されていた部署での「社内感覚」や「友達感覚」で接することがないように自覚を促していきましょう。
ポイント③ 調達部門での仕事を前向きに取り組めるように動機づけする
3つ目は、調達部門での仕事を前向きに取り組めるように動機づけすることです。
部署異動で調達部門に配属された方の中には、調達部門を望んで異動してきた方ばかりではありません。すべての会社に当てはまるわけではありませんが、会社によっては「部署間の暗黙の序列」があるというお話を伺うことがあります。例えば、「設計・技術部門より調達部門は下」のようなものです。
もしかしたら、部署異動に対してネガティブな気持ちを持っているかもしれませんので、その場合は前向きに取り組めるように動機づけを行う必要があります。
おすすめは、調達部門で仕事をしていて「感謝されたこと」「やりがいを感じたこと」などについて、ご自身のエピソードなどをご紹介することをおすすめすることです。エピソードを聞き、調達部門で仕事をしているメンバーの仕事ぶりを見ている中で、心境の変化が出てくるでしょう。
- ポイント①「社内感覚」で取引先との調整・交渉をしない
- ポイント② 会社を代表して対応しているという自覚を促す
- ポイント③ 調達部門での仕事を前向きに取り組めるように動機づけする
部署異動で調達部門に配属された方は、これまでの経験や知識という土台があります。その土台を活かして活躍できるように調達マネジャーさんが導いていきましょう!
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