このような悩みをお持ちの調達マネジャーの方へ。
これから本格的に取引先との交渉を任せていきたいのに、何が原因でうまくいっていないのかわからない状況だと、どう指導していいかわからず困りますよね。
実は私も13年間、調達・購買部門で仕事をしていましたが、新任だった頃に同じような経験をしているのでお気持ちがよくわかります。
間違い① 取引先の言いなり
1つ目は、取引先の言いなりになってしまうことです。
新任の調達担当者ということで相手に気後れしてしまい、取引先に対して質問や確認したり、こちらからの要望を伝えることができないケースです。例えば、以下のとおりです。
間違い① 取引先の言いなり(例)
特に値上げ要請については、下請法との兼ね合いもあり、「値上げ要請を断ってしまってはいけない」という意識が強い方がいらっしゃいます。もちろん、事情も聞かずに断ってしまってはいけませんが、調達マネジャーさんの部下は話し合いもせずに取引先の言いなりになっていないでしょうか。
間違い② 強引に交渉を進める
2つ目は、強引に交渉を進めることです。
取引先に対してこちらの主張を押し通そうと強気に交渉を進めようとしてしまうケースです。例えば、以下のとおりです。
間違い② 強引に交渉を進める
強引に交渉進めてしまうケースの場合、新任担当者の方の性格的な部分も影響しています。例えば、「上司からの指示に従って交渉しているのだから問題ない」と考えるタイプです。ある意味、指示されたとおりに忠実に仕事をする真面目なタイプではありますが、取引先との交渉では相手の事情も考慮する必要があるので、「調整・交渉力」を高めていくことで改善することができます。
間違い③ 結論を先延ばしにする
3つ目は、結論を先延ばしにすることです。
「間違い① 取引先の言いなり」「間違い② 強引に交渉を進める」のどちらかで交渉しようとしたものの、交渉がまとめられないことが続くと、結論を先延ばしにしてしまうケースです。例えば、以下のとおりです。
間違い③ 結論を先延ばしにする(例)
調達マネジャーの方でしたらご経験があると思いますが、取引先との交渉では求める回答を即答でもらえることが稀で、取引先とコミュニケーションを積み重ねながら、求める回答を引き出すことが必要です。新任の調達担当者の場合、その過程の中でどのようにコミュニケーションを取ったらいいかわからないため、「わからない=とりあえず後回しにしよう」という選択をしてしまいがちですよね。
まとめ
次回以降のブログの中で、調整・交渉場面で新任の調達担当者がどのように対応していいかについてお伝えしていきます。
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