- 入社3年目部下に仕事を任せたものの・・・。
- 任せた仕事が進んでいなくて影響が出始めている・・・。
- どうフォローしたらいいかチェックするポイントについて教えてほしい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
部下に任せてみたものの、仕事は進まず影響が出始めている・・・。どうフォローしたらいいか悩みますよね。
このような状況の場合、まずは部下の仕事ぶりをチェックすることから始めることをおすすめしています。
今回は、【マネジャー向け】入社3年目部下の仕事がうまくいっていないときにやってほしい「チェックポイント」と「対処ポイント」とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【マネジャー向け】入社3年目部下の仕事がうまくいっていないときにやってほしい「チェックポイント」と「対処ポイント」とは?
チェックポイント① 時間の使い方
1つ目は、時間の使い方です。
仕事がうまくいっていないときにまずチェックしてほしいポイントは、時間の使い方です。なぜなら、うまくいっていないという症状として真っ先に出てくるのが時間の使い方です。
マネジャーさんの部下はこのような状態になっていますでしょうか?チェックしてみましょう。
時間の使い方についての対処ポイントは以下のとおりです。
- 抱えている仕事をすべて書き出す
- 書き出した仕事の納期(締め切り)を確認する
- 納期の近い仕事から優先的に対応する
- 納期に間に合いそうにない仕事は相手と調整する
部下に質問しながら時間の使い方について整理する時間を取ってフォローしていきましょう。
チェックポイント② コミュニケーション
2つ目は、コミュニケーションです。
任せられた仕事を進めるために、仕事で関わる人たち(チームメンバー、関係部門、お客様、取引先など)に協力してもらう必要があります。仕事を依頼するときに相手に理解してもらえるように伝えられないと何度もやり取りをしなければならず、進まない原因になってしまいます。マネジャーさんの部下は、仕事をお願いする時に誰が聞いても理解できるように伝えられているでしょうか?チェックしてみましょう。
相手に理解してもらいやすい伝え方ができるようになるにはMORSの法則を活用すると効果的です。
MOSEの法則とは、MORSは次の頭文字4つを並べたものです。
- 「Measured 」(計測できる)は、カウントできるあるいは数値化できているかをチェックします。
- 「Observable」(観察できる)は、誰が見ても、どんな行動をしているのかわかるかをチェックします。
- 「Reliable」(信頼できる)は、どんな人が見ても、それが同じ行動だと認識できるをチェックします。
- 「Specify」(明文化されている)は、文字通り何をどうするか明確になっているかをチェックします。
例えば、以下のような形になります。
詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
(部下への指示の出し方という内容ですが3年目部下にも応用可能な内容です。)
部下が指示通り動くようになるMORSの法則とは?
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チェックポイント③ 信頼関係づくり
3つ目は、信頼関係づくりです。
たとえ同じチームや社内であったとしても、それぞれがそれぞれの担当を持って仕事をしているので、信頼関係づくりができていないと、仕事が進まない原因になってしまいます。信頼関係の大切さを伝えるともに、信頼関係づくりについて努力できているかチェックしていきましょう。ここでは信頼関係づくりのために努力すべき3つのポイントについてご紹介します。
信頼関係づくりへの対処ポイント(努力するすべき3つのポイント)
①相手の立場を理解するための努力すべきこと
- 相手の話を最後までじっくり聴く(途中で話の腰を折らないなど)
- 相手に関する情報をチェックする(例えばお客様の場合、ホームページをチェックする、前任の担当者に聞くなど)
- 気になることや興味を持ったことは都度質問する(質問するということは理解しようとしているという意志が伝わります)
②約束を守るために努力すべきこと
- 依頼された納期を守る
- 守れない約束はしない(安請け合いせず、相手と相談しながら対応可能な約束をする)
- 万が一約束を守れなかった場合でも、こちらから納得感のある代替案を提示できる(相手に丸投げしない)
③応援するために努力すべきこと
- むやみに相手を疑わない(この人はこういう人だと決めつけたりしないなど)
- 相手が望むことを実現するために協力できることをする(相手が相談に乗って欲しい場合はじっくり話を聴くなど)
- 協力した結果、問題が解決したり望むことが実現したら一緒に喜ぶ(相手はこの人とまた一緒に仕事がしたいという気持ちになります)
詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
入社3年目部下に信頼関係づくりの大切さは理由と対処ポイントをセットで伝えよう!
チェックポイント④ チームワーク
4つ目は、チームワークです。
3つ目の信頼関係づくりともつながりますが、自分が担当する仕事が精一杯で、チームの仕事にまで手が回らず影響が出てしまっていると、チームのメンバーからの信頼がなくなってしまいます。マネジャーさんの部下は、チーム内での信頼関係づくりにも目を向けているでしょうか?チェックしてみましょう。ここではチーム内で信頼を得るために取るべき行動5つについてご紹介します。
チームワークへの対処ポイント(信頼を得るために取るべき行動5つ)
- 行動①「自分が積極的に声かけする」(挨拶、フォローしてもらったら御礼の言葉を伝えるなど)
- 行動②「メンバーの話を聴く」
- 行動③「メンバーとの約束を守る」
- 行動④「相談する」(困ったことがあったら、そのままにせず自分から相談するなど)
- 行動⑤「応援する」(メンバーが困っていたらできることで協力するなど)
詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
入社3年目社員がチーム内で信頼を得るために取るべき行動5つ
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チェックポイント⑤ モチベーション
5つ目は、モチベーションです。
仕事が進まない状況でモチベーションは下がってくるものですが、マネジャーさんの部下の様子はどうでしょうか?部下自らモチベーションをコントロールすることも必要ではありますが、自分でコントロールすることが難しい場合、マネジャーさんが手助けしてあげることも大切です。ここでは部下のモチベーションマネジメントの一例としてソーシャルサポートについてご紹介します。
モチベーションへの対処ポイント(ソーシャルサポートの4つの分類)
- 道具的サポート(金銭や必要なものを貸し与えたり、直接力を貸すといった、実際的なサポート)
- 情報的サポート(当人が自分で問題の解決にあたることができるよう、必要な情報や知識を提供するサポート)
- 情緒的サポート(励ましたり、愚痴を聴いたり、相談役になったりなど、情緒面でのサポート)
- 評価的サポート(当事者の行動が、良いか悪いか、社会的に好ましいか好ましくないかなど、適切な評価を与えるサポート)
部下の状況に合わせて、4つの分類の中でどのサポートが必要かをチェックしてみましょう。
詳しくは以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
入社3年目社員のモチベーションマネジメント ポイント3つ
入社3年目社員のモチベーションマネジメント ポイント3つ
入社3年目の部下がいる・・・。このところモチベーションが下がっている気がする・・・。入社3年目部下のモチベーションを高めるポイントを教えてほしい!このような課題を抱えているマネジャーの方へ。部下のモチベーションをどうやって高めていくか・・・...
- チェックポイント① 時間の使い方(抱えている仕事をすべて書き出して納期を調整しながら優先順位をつけて対応できているかチェックして対処する)
- チェックポイント② コミュニケーション(仕事の依頼方法を工夫できているかチェックして対処する)
- チェックポイント③ 信頼関係(信頼関係づくりのための努力ができているかチェックして対処する)
- チェックポイント④ チームワーク(チーム内での信頼を得るための行動ができているかチェックして対処する)
- チェックポイント⑤ モチベーション(部下のモチベーションが下がっているかをチェックして対処する)
マネジャーさんから見て、どの部分が一番ネックになっているかチェックしてみましょう!その部分から優先的に手助けしてあげることができれば、部下も立ち直ることができて仕事を進められるようになりますよ。もし、一人では難しいなと感じられたマネジャーさんには、無料でご相談をお受けしてしていますのでお気軽にお声がけください。