一昨日、元NHKアナウンサー、玉川大学客員教授徳田章さんの講演(一般社団法人日本能率協会主催)に参加しました。
NHKアナウンサーとして経験されたものを元にした「聴き方」「話し方」についてのお話しです。
徳田章さんが担当された番組「連想ゲーム」「のど自慢」のエピソードもご紹介いただきながら、「聴き方」「話し方」についてわかりやすく教えていただきました。
この内容はマネジャーさんが部下と会話するときにも役立つ内容だなと感じましたのでブログでご紹介します。
今回は、元NHKアナウンサー、玉川大学客員教授徳田章さん「思いを伝える、思いを聞き出す会話術」講演レポートについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
元NHKアナウンサー、玉川大学客員教授徳田章さん「思いを伝える、思いを聞き出す会話術」講演レポート
徳田章さんプロフィール
まず、徳田章さんのプロフィールについてご紹介します。
元NHKアナウンサー、玉川大学客員教授。神奈川県出身、1975年NHK入局、福井、長野、松山の各放送局に勤務。その後、『連想ゲーム』、『歌謡リクエストショー』、『おーいニッポン(BS2)』などを担当。2007年からNHKのど自慢司会。この他に教育テレビ『ピタゴラスイッチ』のナレーションを担当。(ラジオデイズより引用)
【講演レポート】マネジャーさんにお伝えしたい3つのこと
では、本題です。マネジャーさんにお伝えしたい3つのことについてご紹介していきます。
①聴く力(傾聴力)について
1つ目は、聴く力(傾聴力)についてです。ポイントは3つです。
番組エピソードとして、インタビューするときにポイント②の「次に話すことを考える」をしてしまい、2度同じ質問をするという失敗談をご紹介されました。
マネジャーさんは部下の相談を受けたりする時に、この3つのポイントを意識しながら聴いていらっしゃるでしょうか?もちろん、私も失敗した経験があります。(苦笑)部下の話の聴き方、一度チェックしてみましょう。
2つ目は、会話のスピードを0.8倍速にすることです。
快適な会話文字数は「266文字(1分間)」と言われていますが、ここから10%~20%減らすことをおすすめされていました。およそ「240~216文字(1分間)」になります。
講演では、交通安全メモ(夕方になったらドライバーは前照灯を早めにつけましょう等)を取り上げて、266文字と216文字の両方のスピードで実演されました。さすがはプロのアナウンサーだと思ったのは、文字数を減らしても変化があまり感じなかったことです。大切なところを強調したり、間を取ったりしてメリハリをつけながらお話しされていたので、とても聞きやすかったです。
マネジャーさんは、部下に話をするときに1分間にどれくらいのスピード(文字数)でお話しされていますか?聴く側の立場で聴きやすいスピードを意識されると、部下とのコミュニケーションがよりスムーズにいきますので、ぜひチェックしてみてください。
3つ目は、「訊く」の2つの形についてです。
番組のインタビューでは、言っていること(表現世界)だけでなく、言いたいこと(思い・考え)(意識世界)にも意識を向けながら訊くことを大切にされているというお話しでした。
「のど自慢」の司会をされていたときのエピソードをご紹介され、出演者にインタビューできる時間はお一人1分弱しかないため、限られた時間の中でインタビューするための工夫していたというお話しがありました。
「のど自慢」の予選会では合格者の方にお話を伺う機会があり、その時に「出演への思い」や「歌への思い」などについて事前に把握されるそうです。その情報を元に本番で的確な「問い」にしてインタビューされていたということでした。
マネジャーさんは、部下の話を訊くときに、言いたいこと(思い・考え)(意識世界)にも意識を向けていらっしゃいますか?部下の言いたいことにも耳を傾けて訊くと、部下は言いたいことを理解してもらえたと感じられて、部下との信頼関係がより深まっていきますので意識してみてください。
まとめ
- 聴く力(傾聴力)の3つのポイント(①先入観にとらわれずに聴く②集中力をもって聴く③最後まで聴く)
- 会話のスピードを0.8倍速にする
- 「訊く」の2つの形があり、言いたいこと(思い・考え)(意識世界)にも意識を向けながら訊くことでより相手を理解することができる
職場であまり意識せず行ってしまいがちなコミュニケーションですが、今回ご紹介した徳田章さんの講演レポートをきっかけに、部下とのコミュニケーションを振り返るきっかけにしていただけたら幸いです。
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