- 目の前の仕事に追われて部下を指導する余裕がない・・・。
- 忙しい合間に部下を指導してもすぐに効果が出なくてモチベーションが下がる・・・。
- 部下が指導を受けることを望んでいるように思えなくて、モチベーションが上がらない・・・。
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
「目の前の仕事が忙しい」「でも部下育成はやらなきゃ」「指導したのにうまくいかないとモチベーションが下がる」という悪循環に入ってしまうとつらいですよね。
こんなときは、部下が自ら「指導してください!」と思わせる工夫をすると、悪循環から抜け出せますよ。
今回は、部下がマネジャーの指導を受けたい!と思わせる3つのポイントについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下がマネジャーの指導を受けたい!と思わせる3つのポイントポイント① 効果を実感しやすい内容から指導する
1つ目は、効果を実感しやすい内容から指導することです。
前回のブログ「マネジャーの部下指導モチベーションが下がる3つの理由とは?」でもお伝えしましたが、指導してもすぐに効果を実感できないことが続くと、マネジャーも部下もモチベーションが下がってしまうものです。まずは、効果を実感できる内容から指導していきましょう。
(例)
- (書類作成の指導)「長文で書くよりも箇条書きにした方が、読む側が見やすくなると思うよ。」
- (報告の指導)「報告する前に、〇〇を〇〇にしました。△△が△△になりました。と言う感じで紙に書き出してみると、わかりやすくと思うよ。」
【関連ブログ】
マネジャーの部下指導モチベーションが下がる3つの理由とは?
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ポイント② 手取り足取り指導せず、ヒントを伝える
2つ目は、手取り足取り指導せず、ヒントを伝えることです。
指導は、「1から10まで手取り足取り教えること」だと思っている方がいらっしゃいます。もちろん、新入社員に対して業務の基本的なことについて教える必要はあります。ですが、ある程度教えたら「こうしたらいいと思うよ」といった感じでヒントを伝えるようにすることがポイントです。なぜなら、指導される側が一度に理解できることは限られているからです。
忙しいから一度の指導でなんとか部下に身につけさせたい!と思うと、「詰め込み」すぎてしまいがちです。「部下Aさんに、1つ指導するとすればどんなことを指導したらいいかな?」という視点でヒントを考えてみましょう。
(例)
「お客様が解決したいと思っている課題ってどんなものがあるかな?商談する前にお客様のホームページをチェックしてみるとヒントが見つかるかも。」
ポイント③ できていないことを自覚させる
3つ目は、できていないことを自覚させることです。
「自分はできている」「自分は大丈夫」だと思っている部下や「頭で理解できたらできると思っている」部下には、「指導してもらわなくても大丈夫」という勘違いをしてしまうこともあります。
こういうタイプの部下には、できていないということを自覚させることで「教えてほしい」「指導してもらわなきゃ」という気持ちにさせることがポイントです。忙しいマネジャーの方は、部下が失敗した後のフォローをする余裕がないので、つい「先回り」して指導してしまいがちです。失敗したときのフォローアップとセットで、部下の指導を行うことだということを頭に入れておきましょう。
(例)
「A社様は昔から大変お世話になっている会社なんだ。どんなプレゼンをしようとしているか一度リハーサルをしてみよう。」
- 部下がマネジャーの指導を受けたい!と思わせるポイント① 効果を実感しやすい内容から指導する
- 部下がマネジャーの指導を受けたい!と思わせるポイント② 手取り足取り指導せず、ヒントを伝える
- 部下がマネジャーの指導を受けたい!と思わせるポイント③ できていないことを自覚させる
部下が「指導を進んで受けたい!」と思うためのちょっとした工夫をするだけで指導効果が全然変わってきます。部下が受け取りやすいように、「詰め込みすぎ」に気をつけながら指導をしていきましょう!
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