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【調達・購買】部下に仕事を任せるときに気をつけたいポイント3つ

【調達・購買】部下に仕事を任せるときに気をつけたいポイント3つ

 

 

「部下に仕事を任せようとしても反応がない…。」

「部下のやる気を引き出しながら仕事を任せたい!」

 

と感じている調達マネジャーの方、いらっしゃいませんか?

 

今回は、部下に仕事を任せるときに気をつけておきたいポイントについてお伝えしていきます。

 

ポイントは、コーチングスキル(コミュニケーションスキル)の「傾聴」と「承認」を活用した、「部下のやる気の引き出し方」を解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

それでは、「部下に仕事を任せるときに気をつけたいポイント3つ」についてお伝えしていきますね。



部下に仕事を任せるときに気をつけたいポイント3つ



【ポイント1】 仕事を任せる前に、部下の「やる気」を見極める

部下に仕事を任せる前に、なにか心がけていることはありますか?

 

「〇〇さん、この仕事、お願いできるかな?」

 

いきなり、仕事を任せようとして、部下の反応が悪かったこと、ないでしょうか。

 

仕事を任せるときは、部下のやる気を見極めることが重要です。


やる気とは、「仕事を受けるための心の準備が整っているかどうかを見極める」ことです。

 

そうすることで、「反応が悪い」「嫌々仕事を受ける」といったことを回避することができるようになります。




【ポイント2】 「やる気」は、「前向き」or「後向き」で見極める

「やる気」を見極めるときは、コーチングスキルの「傾聴」がおすすめです。

 

部下がどんな思いで仕事をしているのか、部下の話を聴くことで見極めていきましょう。

 

仕事を任せる前に、状況を聴きます。


ポイントは、

 

「前向き」に仕事をしているか?

「後向き」になっているか?

 

どちらかを見極めます。

 

特に、「後向き」になっている部下には、注意が必要です。

 

「前向き」な部下と比較して、お伝えしていきますね。



(例)「部下との会話」(前向きな部下)

(マネジャー)「最近、仕事は忙しいですか?」

(部下Aさん)「取引先A社とのコストダウン交渉準備に集中しているところです。」

(マネジャー)「なにか困っていることはありますか?」

(部下Aさん)「交渉資料の準備をしていますが、内容についてちょっとご相談したいことがありますので、お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」

(マネジャー)「了解です。〇時に打ち合わせしましょう。」

 

優先順位の高い仕事に集中できていて、仕事をやり遂げるために何が必要なのかがわかっている部下は、前向きに仕事ができていると言えます。



例)「部下との会話」(後向きな部下)

(マネジャー)「最近、仕事は忙しいですか?」

(部下Aさん)「技術部門の〇〇さん、依頼したことをやってくれなくて全然仕事が進まないですよ。」

(マネジャー)「それは大変ですね。Aさんからなにかできることはないですか?」

(部下Aさん)「相手が動いてくれなければ難しいですね。本当に困ります。」

 

仕事が進まないことを周りの人のせいにして、問題を先送りしている部下は後向きになっています。仕事を受けるための心の準備が整っていないので、この状況で新たな仕事を任せようとしても、なかなか受け入れてもらえないでしょう。




【ポイント3】 部下の気持ちを受け入れて、「やる気」を引き出す

では、「後向き」になっている部下とどう接すればいいでしょうか。

 

「後向き」の原因は、どこにあると思いますか?


それは、「できていない自分はダメ」だという思いがあるからです。

 

まずは、「ダメな自分を受け入れたくない、だから人のせいにしてしまう」という気持ちを理解してあげることが大切です。

 

そんなときは、コーチングスキルの「承認」を活用していきましょう。


「承認」とは、得られた結果を部下と一緒に受け止めることです。

 

うまくいっていなくてネガティブになっている部下の気持ちを受け止めることで、「自分はダメじゃないんだ。もう一度やってみよう。」と思えるようになります。



(例)「部下との会話」(後向きな部下)

(マネジャー)「最近、仕事は忙しいですか?」

(部下Aさん)「技術部門の〇〇さん、依頼したことをやってくれなくて全然仕事が進まないですよ。」

(マネジャー)「それは大変ですね。Aさんからなにかできることはないですか?」

(部下Aさん)「相手が動いてくれなければ難しいですね。本当に困ります。」

(マネジャー)「仕事が進まなくて、嫌だなと思っているのですね。」

(部下Aさん)「そうなんですよ。」

(マネジャー)「仕事が進まないからAさんがダメだとは思っていないですよ。どうしたら仕事を進められるようになるか、一緒に考えてみませんか?」

(部下Aさん)「ありがとうございます。よろしくお願いします。」




まとめ

  •  仕事を任せる前に、部下の「やる気」を見極める
  • 「やる気」は、「前向き」or「後向き」で見極める
  •  部下の気持ちを受け入れて、「やる気」を引き出す

まずは、部下の仕事ぶりをよく観察することから始めましょう。「どんなときにやる気があるのか?」「どんなときにやる気がなくなるのか?」について観察してみてください。部下に仕事を任せるときのヒントが見えてきますよ。

 

 

 

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