「部下が一人前になってくれない…。」
「部下が言われたことしかしない…。」
「部下をどうやって指導したらいいかわからない…。」
そんな悩みをお持ちの方、部下を変えようとせず、応援するとうまくいきますよ。
今回は、私が調達部門でマネジャーをしていたときの「部下との接し方」についてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、「応援する人は応援される(部下編)」についてお伝えしていきますね。
【ポイント1】自分で考えず、すぐに聞いてくる部下
新卒で入社した食品メーカーの調達部門で調達課長をしていたときの話です。
私の上司だった調達課長が異動となり、私が昇格することになりました。
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当時、調達部門の本部長から、「佐藤くんの後任は誰がいいと思う?」と聞かれました。
「でしたら、〇〇工場で資材を担当しているSくんがいいと思います。」という話をしたら、Sくんが抜擢されることになりました。
私の部下になったSくん。
私の2つ年下で、仕事ぶりは真面目で一生懸命に取り組むのですが、自信がないのか、すぐに私にどうしたらいいか聞いてきました。
最初のうちは答えていましたが、「このままだといつまでたっても仕事を覚えないかも?」と思い、接し方を変えることにしました。
【ポイント2】 すぐに答えることをやめ、質問することを始めた
このままだと仕事を覚えないと思った私は、Sくんが「どうしたらいいですか?」と聞いてきたら、
「どうしたらいいと思う?」と質問することを始めました。
最初は、戸惑っていましたが、次第に「こうした方がいいと思います。」と自分の考えを言うようになりました。
「じゃあ、それでやってみて。」と見守ることにしました。
【ポイント3】 次第に自分で考えて行動できるようになった
自分で考えて行動できるようになったSくん。
次第に、自分から「なにか手伝えることはありますか?」と聞いてくるようになったので、少しずつ自分が担当していた仕事を任せることにしました。
仕事を任されて自分で考えて進めることができるようになって、仕事の面白さを感じることができたからだなと感じました。
自分自身が、「自分で考えなさい」と言われて仕事を覚えてきたので、部下が失敗することは良くないこと。できるようになってもらうには教える方が早い。そう思っていました。
「失敗がダメなのではなく、できるようになるためにはどうすればいいのか、答えの出し方を一緒に考えることが大事なこと」
まとめ
「部下が成長しない」とお悩みの方。部下を引っ張り上げようと頑張るのをやめて、成長できるよう応援することから始めてみませんか?自分が思っている以上に、意外と部下はしっかりやってくれるようになりますよ。
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