- 調達・購買部員のモチベーションが下がっている・・・。
- 調達・購買部門で働く環境を整える必要がありそうな気がする・・・。
- まず、どんなことから始めたらいいか教えてほしい!
調達部員の育成についてお悩みの調達・購買部門長・マネジャーの方へ。調達部員のモチベーションが下がっている雰囲気を感じると、育成を考える前に調達・購買部門の働く環境に原因があって、何か手を打たなければいけないかなと思いますよね。
調達部員のモチベーションを考える上で押さえておいてほしいことは、今回のテーマである調達・購買部門の「あるべき姿」についてですよとお伝えしています。ぜひ、ご一読いただけたらと思います。
今回は、調達・購買部員の育成に必要な調達・購買部門の「あるべき姿」とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
調達・購買部員の育成に必要な調達・購買部門の「あるべき姿」とは?
調達・購買部門のあるべき姿を考えるとは、「数年後に部下が活躍する姿」を考えること
調達・購買部門のあるべき姿を考えるとは、「数年後に部下が活躍する姿」を考えるということです。
調達・購買部門長・マネジャーのみなさまが調達部員を評価するように、調達部員もみなさまの様子を”評価”しています。評価とは、「この会社で仕事を続けていっていいかどうかを判断している」ということです。近い将来、上司のポジションで仕事をすることになることを考えたときに、そのポジションで仕事することが自分とって良いことなのかということを本音の部分では考えているものです。
そう考えると、部下が「〇〇部門長のようになりたい!」「〇〇マネジャーのようになりたい!」と思える職場環境づくりを行うことが必要です。調達・購買部門で働く環境は、部下が活躍できるようバックアップできる環境になっていますでしょうか。今一度、ご確認していただければと思います。
数年後に部下が活躍できる職場環境づくりに必要なことは、部下を「主役」にすること
では、数年度に部下が活躍できる職場環境づくりに必要なことはどんなことでしょうか。それは、部下を「主役」にすることだとお伝えしています。
部下が自分が担当する仕事に「やらされ感」があるとモチベーションが下がり、仕事を「じぶんごと」として捉えることができません。そのためには、その仕事の主役は部下であるということを意識づけしていくことが必要です。調達・購買部門長、マネジャーのみなさまには、主役(調達部員)をバックアップしていただく存在になっていただきたいのです。例えば、以下のとおりです。
調達・購買部門長、マネジャーがバックアップできること(例)
- 調達・購買部門の役割や部門方針を部員一人一人に丁寧に説明して重要な部門であることを理解してもらう
- 調達部員が効率的に仕事ができるよう改善する(手作業でやっていた仕事を自動化するなど)
- 定期的に面談を行い、職場に対しての要望や改善してほしいことについて話を聴く
- 調達部員が希望する研修やセミナーは出来る限り許可して、積極的に学習機会を用意する
ポイントは、調達部員の目線で考えることです。自分たちができるから必要ないだろうと考えてしまうと不十分になってしまうからです。
調達部員をバックアップするためにもっともすべきことは、「自律させること」
調達部員をバックアップしていく中でもっともすべきことは、「自律させること」です。
なぜなら、調達部員が主役になって活躍するということは、自律型人材になるということでもあるからです。脇役のバックアップは必要ですが、メインの仕事は、主役自らができなければいけませんよね。そのためには、自律(自分で考えて行動できる部員)することが欠かせません。自律させるために調達部員との関わり方を変えていくことがポイントです。例えば以下のとおりです。
- マネジャーが抱えていた仕事の一部を部員に任せてみる
- 指導方法を変える(ティーチングだけでなく自律型人材育成にも効果のあるコーチングを活用するなど)
- 自律させるために必要な教育(研修など)を行う
現状、調達マネジャーさんと調達部員の関わり方はどうなっていますでしょうか。一度振り返っていただければと思います。
まとめ
- 調達・購買部門のあるべき姿を考えるとは、「数年後に部下が活躍する姿」を考えること
- 数年後に部下が活躍できる職場環境づくりに必要なことは、部下を「主役」にすること
- 調達部員をバックアップするためにもっともすべきことは、「自律させること」
今回は調達・購買部門のあるべき姿という内容でしたがいかがでしたでしょうか。「数年度に部下が活躍する姿」をイメージして、「主役」として活躍できるようにバックアップしていく。特にそのバックアップの中でも大切なことは自律させることでした。調達部員のモチベーションがアップして、このブログをお読みいただいている方のようになりたい!活躍したい!という調達部員がどんどん出てくる調達・購買部門のしていただくためのヒントにしていただけたら嬉しいです。
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