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落合博満さん特別講演会「オレ流のマネジメント~人の育て方~」参加レポート マネジャーさんにお伝えしたい3つのこと

落合博満さん特別講演会「オレ流のマネジメント~人の育て方~」参加レポート マネジャーさんにお伝えしたい3つのこと


一昨日、企業のマネジメントと人材育成にどう向き合うべきかというテーマで開催された、元中日ドラゴンズ監督・ゼネラルマネージャー落合博満さんの特別講演会(一般社団法人日本能率協会主催)に参加しました。


主に、中日ドラゴンズに監督就任の経緯から始まり、就任後に取り組まれたチーム改革についてのお話しでした。


落合さんが監督の役割を全うするために大切にされていた考え方は、野球界だけでなく企業のマネジメント、人材育成にも通じるお話しだと感じました。


今回は、合博満さん特別講演会「オレ流のマネジメント~人の育て方~」参加レポート マネジャーさんにお伝えしたい3つのことについてお伝えしていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。


【落合博満さん特別講演会】「オレ流のマネジメント~人の育て方~」参加レポート マネジャーさんにお伝えしたい3つのこと


特別講演会の概要

まず、特別講演会の概要についてお伝えします。

「人的資本経営の実践」

2022年5月に経済産業省から「人材版伊藤レポート2.0」が公表され、人的資本情報の開示に向けた具体的な取り組みが求められています。

その取り組みは、単なる情報開示を目的とするのではなく、経営戦略と連動した人材戦略の実践が重要です。

人材を「コスト」と捉えるのではなく、「資本」として捉え、人材の価値を引き出す必要があり、人的資本経営実践における中長期的な企業価値向上について考えるという内容で開催されました。

その基調講演として落合博満さんがお話しされました。


詳しくは、以下のサイトをご覧ください。


落合博満さんのプロフィール

落合博満さんのプロフィールについては多くの方がご存じかもしれませんが、ご参考でご紹介します。

 

1953年生まれ。秋田県南秋田郡若美町(現:男鹿市)出身。

1979年ドラフト3位でロッテオリオンズ入団。1981年打率.326で首位打者になり、以後1983年まで3年連続首位打者。1982年史上最年少28歳で三冠王を獲得、1985年には打率.367、52本塁打、146打点という驚異的な成績で2度目の三冠王とパ・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。1986年には史上初の3度目、2年連続の三冠王を獲得。1998年現役を引退。

通算成績は2236試合、7627打数2371安打、510本塁打、1564打点、65盗塁、打率.311。

その後、野球解説者、指導者として活動し、2004年より中日ドラゴンズ監督に就任。就任1年目から1年間の解雇・トレード凍結、一、二軍を振り分けない春季キャンプなどを行ない、チームはいきなりリーグ優勝。2007年にはチームを53年ぶりの日本一に導く。就任から8年間、2年に1回以上はリーグ優勝ないしは日本一、Aクラス入りを逃したこともない。2011年は球団史上初の2年連続リーグ優勝を果たし、「常勝チーム」を作り上げた。2007年には、プロ野球の発展に大きく貢献した人物に贈られる正力松太郎賞を受賞。2011年には競技者として、日本の野球の発展に大きく貢献した功績を永久に讃え、顕彰する「野球殿堂」入りを果たす。2013年に中日ドラゴンズ球団初のGMに就任。2017年1月31日GM退任。(「講師依頼.com」より引用) 


【参加レポート】マネジャーさんにお伝えしたい3つのこと

では、本題です。マネジャーさんにお伝えしたい3つのことについてご紹介していきます。

①チームの改革には規律が必要

1つ目は、チームの改革には規律が必要ということです。

チームの改革には規律(暴力禁止など)が必要だと感じて、守らない選手はユニフォームを脱がせる覚悟で実施されました。また選手に限らずコーチやスタッフにも求め、守らなければ契約を更新しなかったということでした。チームを改革するためにどんな規律が必要なのかについては、現役時代の経験と評論家時代に12球団のキャンプを視察して感じたことをもとに決められたということです。

お話しをお伺いしていて感じたことは、選手・コーチ・スタッフをがんじがらめにしようということではなく、監督の役割である「チームを強くして優勝させるという基準で、必要な規律を決めたという点です。たとえば、キャンプでの門限の時間を決めずに選手に任せていたのは、「練習をして技術を磨き、試合で結果を出してくれればいい」という基準があるからでした。

チーム改革に取り組んでいるマネジャーさんには、目的を果たすためにどんな規律が必要かということについて改めて考えていただけたらと思いました。


②指導は選手本位で行う

2つ目は、指導は選手本位で行うことです。

選手本位とは、「選手が自分で考えて野球に取り組んでほしい」「監督・コーチはその手助けをする役割」ということです。練習の意図は一切伝えず、その意図を自分で考えなさいと伝えられました。たとえば、キャンプで6勤1休(通常は4勤1休)としたのも、シーズンに合わせてスケジュールを組んだ方が効果が上がると考えたからですが選手には伝えられていません。

以前、荒木雅博さん(現中日ドラゴンズコーチ)が、「試合で飛んできたボールは、キャンプで落合監督がノックしたボールとほぼ一緒だった」とお話しされています。

すべてにおいて勝つための方法論でスケジュールを組むことを徹底されたのは、「選手が各自で考えて必要な準備をすることが、チームの目標である優勝につながっていく」という考えがあるからで、選手自身が自覚して取り組む練習にこそ、意味があるということだと思います。

部下を育成されているマネジャーさんには、部下に与えている課題(スキルアップ、成長を促す仕事を任せる等)は、チームの目標達成につながっていくものであるかどうかについて改めてチェックしてみていただければと思います。


③育成指導者は最後まで寄り添って面倒を見よ

3つ目は、育成指導者は最後まで寄り添って面倒を見よということです。

コーチには「自分の担当する選手が一人でも練習していたら先に帰るな」と伝えられました。そして「選手が困っていたら途中で投げ出さず最後まで面倒見なさい。寄り添って解決するまで対応しなさい。」と指示されました。昔は自分がうまくいったやり方に当てはめて指導するコーチが主流で、育成できずにつぶれてしまう選手もたくさん出ていましたが、「指導者が選手に合うやり方を勉強して指導できるようにしなければいけない」というお話しでした。そして、それができないコーチは契約更新されなかったということです。

マネジャーさんにお伝えしたいことは、部下だけが学習するのではなく、マネジャーさんも指導方法について学習する機会をつくられているかどうか、改めてチェックしていただけたらと思います。



まとめ

  • マネジャーさんにお伝えしたいこと① チームの改革には規律が必要(目的を果たすためにどんな規律が必要かチェックしてほしい)
  • マネジャーさんにお伝えしたいこと② 指導は選手本位で行う(部下に与えている課題がチームの目標達成につながるものかチェックしてほしい)
  • マネジャーさんにお伝えしたいこと③ 育成指導者は最後まで寄り添って面倒を見よ(指導に関する学習機会についてチェックしてほしい)

「マネジメント」「人材育成」は、組織やチームが目指す方向性や目的によって変えていく必要があります。今回のレポートをご参考にしていただけたら幸いです。

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