- 入社3年目の調達担当者がいる・・・。
- 自律して仕事ができるようになるための研修を受けさせたいと考えている・・・。
- どんな研修を受けさせたらいいか教えてほしい!
このような悩みをお持ちの調達マネジャーの方へ。
どんな研修を選んだらいいか悩みますよね。
もし1つ選ぶとすれば、「コーチング研修(コミュニケーションスキル)」をおすすめしています。
なぜなら、3年目調達担当者が上司や先輩から離れて一人で仕事をしていくためには、社内外関係者とコミュニケーションを取り、調整・交渉しながら進めていく必要があるからです。そのために、ぜひコーチング(コミュニケション)スキルを身につけていただきたいと思っています。
今回は、入社3年目調達担当者にコーチングスキルが必要な5つの理由についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
入社3年目調達担当者にコーチングスキルが必要な5つの理由
コーチングスキルとは?
このブログを始めてご覧の方のために、まずコーチングスキルについてお伝えしていきます。
コーチングスキルとは、相手(またはチーム)を応援するためのコミュニケーションスキルのことです。
コーチングの基本スキルは以下の3つです。
詳しくは、以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
入社3年目社員育成に役立つコーチングスキルとは?
入社3年目社員育成に役立つコーチングスキルとは?
入社3年目の部下がいる・・・。部下の育成にコーチングが役立つと聞いたことがある・・・。コーチングスキルを身につけたいので教えてほしい!このような課題をお持ちのマネジャーの方へ。まずは、コーチングスキルの基本から学ぶことをおすすめしています。...
コーチングスキルが必要な5つの理由
さて、本題です。入社3年目調達担当者にコーチングスキルが必要な5つの理由についてお伝えしていきます。
1つめは、調達部門内のチームワークで必要なためです。
入社3年目調達担当者は、上司や指導役の先輩の手を離れて一人で仕事を進められるようになってほしい時期ですよね。一人で仕事を進めるためには、これまで上司や指導役の先輩を介して行っていたチーム内でのコミュニケーションについても自分で行う必要があります。そのときに、コーチングスキルを身につけておくと、チーム内でのコミュニケーションがスムーズにできるようになります。例えば以下のような効果があります。
(例)コーチングスキルでチームワークが良くなる効果
- 「傾聴」スキルを活用して、メンバーの話を聴くことができるので、自分に求められていることが理解できる
- 「質問」スキルを活用して、メンバーに仕事の協力をお願いすることができるので、メンバーの力を借りながら仕事をスムーズに進めることができる
- 「承認」スキルを活用して、チームの結果を「自分ごと」として受け止めることができるので、よりよい結果を出せるように改善することができる
2つ目は、取引先との交渉で必要なためです。
チームワークだけでなく、取引先との交渉も担当者として一人で対応する必要があります。もちろん、すべて一人で交渉するわけではありませんが、会社の窓口役として営業担当者と話をしなければなりません。そのときにコーチングスキルを身につけておくと、交渉がスムーズに進められるようになります。例えば以下のような効果があります。
(例)コーチングスキルで取引先との交渉力がアップする効果
- 「傾聴」スキルを活用して、営業担当者の考え方や思いをじっくり聴くことができるので、信頼関係づくりができるようになる
- 「質問」スキルを活用して、営業担当者が社内決裁する時に必要な条件や情報を確認することできるので、そのために必要な準備や対応ができるようになる
- 「承認」スキルを活用して、交渉がうまくいかない状況でも営業担当者のせいにせず、問題を「自分ごと」として受け止めることができるので、協力して対応できるようになる
3つ目は、関係部門との調整で必要なためです。
取引先との交渉の中で、関係部門との間に入って調整する機会も出てきます。そのときにもコーチングスキルを身につけておくと、調整がスムーズに進められるようになります。例えば、以下のような効果があります。
(例)コーチングスキルで関係部門との調整力がアップする効果
- 「傾聴」スキルを活用して、関係部門の担当者が抱えている悩みや課題をじっくりと聴くことができるので、信頼関係づくりができる
- 「質問」スキルを活用して、関係部門が調達部門に求めていることを具体化できるので、要望に応えるために必要な準備や取引先との交渉ができるようになる
- 「承認」スキルを活用して、調整がうまくいかず「板挟み」状態になっても、解決に向けてお互いに協力しながら役割分担して対応することができるようになる
4つ目は、後輩指導で必要なためです。
新たに新入社員が配属された場合、後輩指導を任せられるようにしたいですよね。そのときにもコーチングスキルを身につけておくと、安心して指導を任せられるようになります。例えば、以下のような効果があります。
(例)コーチングスキルで後輩への指導力がアップする効果
- 「傾聴」スキルを活用して、後輩の考え方(価値観)や感じている思いを理解することができるので、新入社員との関係づくりができるようになる
- 「質問」スキルを活用して、後輩が指導したことをどこまで理解できているか把握することができるので、後輩の状況に合わせた指導ができるようになる
- 「承認」スキルを活用して、後輩が思うように仕事を覚えられなくても、その結果を一緒に受け止めて適切に応援することができるようになる
5つ目は、リーダーシップを発揮するときに必要なためです。
リーダーシップという言葉を聞いて、「入社3年目でまだリーダーではないから早いと思うけど・・・。」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、調達部門の仕事は、関係部門と取引先の間に入って社内外の調整を行うという、担当者の立場で「係長級」の仕事を任せられる特殊な部門なので、自分が担当する部品やサービスで問題が発生したときには、自らリーダーシップを発揮して対応することを求められます。
コーチングスキルを身につけておくと、リーダーシップを発揮できるようになります。例えば、以下のような効果があります。
(例)コーチングスキルでリーダーシップを発揮する効果
- 「傾聴」スキルを活用して、社内外関係者に生じている影響や不満について聴くことができるので、社内外関係者から信頼されるようになる
- 「質問」スキルを活用して、問題の原因を把握することができるので、解決へ向けてやるべきことを社内外関係者に協力を求めることができる
- 「承認」スキルを活用して、問題解決のプロセスの中で起こるマイナス面(コストアップ、対応の手間、お客様への承認等)を社内外関係者が納得して受け止められるように伝えることができるようになる
調達部門が置かれている環境と調達担当者を自律させるための必要なことについては、以下のブログでもお伝えしています。合わせてご覧ください。
調達部門の入社3年目社員を自律させるために必要なことは?
調達部門の入社3年目社員を自律させるために必要なことは?
入社3年目の調達担当者がいる…。指導係をつけていて、そろそろ自律させたいがうまくいっていない…。入社3年目調達担当者を自律させるために必要なことを知りたい!という悩みをお持ちの調達部門のマネジャーの方へ。「入社3年目だし、そろそろ自律してほ...
まとめ
- コーチングスキルとは、相手(またはチーム)を応援するためのコミュニケーションスキルである
- コーチングスキルが必要な理由① 調達部門内のチームワークで必要なため
- コーチングスキルが必要な理由② 取引先との交渉で必要なため
- コーチングスキルが必要な理由③ 関係部門との調整で必要なため
- コーチングスキルが必要な理由④ 後輩指導で必要なため
- コーチングスキルが必要な理由⑤ リーダーシップを発揮するときに必要なため
コーチング研修に興味をお持ちになった調達マネジャーの方、無料相談をお受けしていますのでお気軽にお声がけください!
入社3年目調達担当者のための応援マインドセットをテーマにした研修を行っています。
(今回のブログでご紹介したコーチングスキルの要素も入っています。)
【調達・購買】入社3年目社員のための応援マインドセット研修
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