「関係部門がコストダウンに協力してくれない…。」
「取引先とコストダウン交渉してもゼロ回答ばかり…。」
手足を縛られて、身動きが取れないとお悩みの調達マネジャーの方。
「ほかに選択肢がない」という思い込みを取り除いて、問題に向き合ってみると意外と選択肢はたくさんあるかもしれませんよ。
今回は、「行き詰まったとき、どうしたら抜け出せるか?」についてお伝えしますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、”仕事で行き詰まった”を抜け出すコツについてお伝えしていきますね。
【ポイント1】「行き詰まった」の原因は、考え方にある
行き詰まったときによくあるケースとして、「他に選択肢がない」と思い込んでしまっている方がいらっしゃいます。
(例)コストダウン交渉
「どうせ、関係部門は協力してくれない。何度、依頼しても断られたから。」
「どうせ、取引先は協力してくれない。何度、依頼してゼロ回答だったから。」
これまでの結果をもとに、自分の中で「コストダウンは無理」という答えを決めてしまっているから、他の選択肢を検討する余地がなくなってしまっているのです。
【ポイント2】選択肢を広げるには、自分に質問すること
「どうせ無理」と決めつけているという考え方が行き詰まりの原因を解決するために、選択肢を広げるための質問を自分にします。
「どうしたら、できるだろうか?」
「他に選択肢はないだろうか?」
(例)コストダウン交渉
「もし、できるとすれば、どんな依頼をすれば関係部門は協力してもらえるだろうか?」
「もし、できるとすれば、どんな交渉をすれば取引先は協力してもらえるだろうか?」
【ポイント3】出てきたアイデアはメモしておく
自分に質問してすぐに選択肢が見つからなくても大丈夫です。
職場で出てこなくても、自宅でお風呂に入ってリラックスしているときにアイデアが浮かぶときもあります。
出てきたアイデアをどんどんメモしておきましょう。
アイデアの質よりも数がポイントです。
(例)コストダウン交渉
「もし、できるとすれば、どんな依頼をすれば関係部門は協力してもらえるだろうか?」
→「既存品は無理でも、新製品だったら協力してもらえるかも。」
→「今は無理でも、今後所要が増えるタイミングだったら協力してもらえるかも。」
→「納期遅延で問題になっているA社よりも対応の良いB社へ変更したいということだったら協力してもらえるかも。」
「もし、できるとすれば、どんな交渉をすれば取引先は協力してもらえるだろうか?」
→「自社でうまくいっている合理化活動を、取引先で検討できるかも。」
→「材料調達で苦戦している取引先に、調達先を紹介したらコストダウンできるかも。」
→「今まで検討してこなかった新規取引先の中で協力してもらえる会社があるかも。」
「どうせ無理」と考えていたのに、「こうやって書き出してみるといろんな選択肢があるもんだな」と気づくことが大切なのです。
アイデア出ししたものの中から、これはというものが出てきたら関係部門や取引先と雑談で話をしてみましょう。
意外と雑談の中から、コストダウンネタに発展することがあるものです。
まとめ
行き詰まったときは、「どうせ無理」という考え方から、「もし、できるとすれば」でアイデア出ししてみましょう。すぐにアイデアが出なくても大丈夫です。
アイデアは、考え続けた後に「時間差」で出てくるものですよ。
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